石橋貴明(55)が9月28日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)で演じた、人気キャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」に、「男性同性愛者を揶揄している」との批判が上がり、ネット上でも物議を醸している。それを受け、フジテレビの宮内正喜新社長(73)は29日の定例会見で「30周年スペシャルで、30年間で作り出してきた色々なキャラクターで展開をした。時代が違っていて、不快な面をお持ちになった方がいたことは大変遺憾。謝罪をしないといけない」と陳謝した。

「今回は、LGBTなどリベラル系言論人がBPOに働きかけるなど、かなり厳しい抗議だったので石橋も深刻に受け止めたようです。タモリ(72)、ビートたけし(70)ら大物にも出演を依頼し、珍しく木梨憲武(55)と揃ってサンケイスポーツのインタビューも受けた。その甲斐もあり『ダウンタウンDXDX』(日本テレビ系)を押さえ、平均視聴率10.0%を記録した。それだけに、石橋を高く評価する、日枝久(79)派閥の宮内社長に頭を下げさせた悔しさも強かったようです」(テレビ局関係者)

 保毛尾田保毛男は青ヒゲ・七三分けの同性愛者を思わせる男で、石橋も「扮装は28年ぶり」という番組当初の人気キャラである。当時はさほど問題にならなかったが、同性愛者の人権が尊重される昨今では「時代錯誤」感も否めない。SNSでも「昭和の遺物」「VTRだけならまだしも2017年版はやる必要なし」などと厳しい声が集まった。滋賀大学客員准教授・秋元祥治は「楽しくなければテレビじゃない」って言っても、わざわざ人を傷つけてはならない」とフジテレビのスタンスを疑問視した。

 こうした動きを見た業界関係者の間で「このまま石橋は引退してしまうのでは?」と心配する声が上がっているという。ある制作会社スタッフは事情を次のように説明する。

「55歳を迎えたとんねるず。石橋が常々”潔い引退”のタイミングを図っているのはよく知られた話です。15年6月11日放送の『みなさんのおかげでした』でも、大久保佳代子(46)に『やる気があっても世間にNOと言われた時が芸能人としての寿命』とハッキリ語っている。ある左派活動団体もスポンサーに働きかけているとも言われ、もし番組が終了するようなことがあれば、潔く身を引くのではと心配されてます」

 30周年の記念番組が、まさか引退へのきっかけとならないことを祈りたい。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。

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