ブログやツイッターなどに批判的な意見が殺到する「炎上」騒動。それに関与しているのはネット人口の約3%だと文化庁が調査結果を発表した。

NHKはこれを受け、「燃やしている」のは少数であり、批判意見を鵜呑みにせずに冷静になったほうがいいと報道した。これについて「3%ってすごい数じゃね?」「炎上を甘く見てると自滅する」などといった意見が出ることになった。

「炎上が起こるとネット中が批判しているように見える」

文化庁が2017年9月21日に発表した「『国語に関する世論調査』」(16年度)によれば、「炎上」状況にあるサイトやアカウントに遭遇した場合に、書き込みや拡散などをするかをと聞いたところ「大体すると思う」が0.5%、「たまにすると思う」が2.2%で、「すると思う(計)」は 2.8%だった。20代が最も高く「すると思う(計)」は10.7%だった。また、「炎上」について、「好ましい」は0.9%、「どちらかと言えば好ましい」は4.1%で、「好ましくない」「どちらか と言えば好ましくない」の合計は 77.5%となっている。これは、全国の16 歳以上の男女に個別面接調査を17年2月から3月にかけ行い、2015 人から有効回答を得たというものだった。

NHKオンライン「NHK NEWS WEB」は9月22日にこれに関するニュース記事を配信し、

「ネットの『炎上』 関与は3%と少数 文化庁が調査」

という見出しで、

「炎上が起こるとネット中が批判しているように見えるが、実際には少数であることがわかる。炎上が全員の意見だと、うのみにせず、冷静に捉えることが大切だ」

という識者のコメントを掲載したため、ネット上で「3%ってすごい数じゃね?」といった議論が起きた。掲示板には、

「書き込みや拡散で3パーセントは多い。閲覧だけならもっと増えるし」
「ネットを馬鹿にしている新聞や、テレビが流している偽データwww」
「企業でも軍隊でも 全体の3%が反乱起こしたら 組織を乗っ取れるんだが」

などといった声が挙がった。そして、「炎上」には「冷静に捉える」、という部分に対してはこんな意見が出た。

「炎上」が起こる理由は存在する「適切な対応を」

掲示板には、

「参加者だけが共感してると思うのか?バカだなー」
「ネットに繋がった多数の人間が話題にするから炎上するんだろ。どうしても狙って炎上工作みたいな話にしたいのか」
「そうやって甘く見て開き直り、自滅したテレビ局がある」

などと書き込まれた。

ITジャーナリストの井上トシユキさんにJ-CASTニュースが9月25日に話を聞いたところ、まず、16年6月に国際大学GLOCOMの山口真一講師らが発表した過去1年間に「炎上」に加わったのは全体の1.1%(20〜69歳の男女計4万504人が回答)という数字をベースに考えると、参加人数が急増していることが分かる、とした。また、3%という比率が高いのか低いのかは別として、15年末の日本国内のインターネットユーザーは1億46万人いて(総務省が16年に発表した『通信利用動向調査』)、単純に3%をかければ相当の人数になる。仮に8000万人が書き込みや拡散が可能とすれば240万人だ。

「ネット上のおかしな奴らが騒いでいるだけ、と相手にしなかったり、批判を鵜呑みしないこともあるかもしれないけれど、『炎上』が起こる理由は存在するし、言葉足らずの説明だったため、本心とは異なる誤解を受けていることもあります。『炎上』した場合はそれを受け止めて、適正な対応をすることが重要なんです」

と井上さんは話している。

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