17日放送、TBS「情熱大陸」では、サッカー日本代表の大迫勇也を特集。シャイで無口な男の内に秘めたる闘志を伝えた。

大迫は囲み取材も大の苦手という記者泣かせの九州男児。かつての恩師は、若いころは「結構やんちゃ」で「陰のボス」のようだったと明かすが、同じドイツを舞台に戦う内田篤人も、「しゃべれない。シャイだし口下手」「テレビつくるにあたってほしい言葉とかを感じない」と証言した。

日本代表の上の選手たちとも、最近になってようやくまともに話せるようになったという大迫は、自身が「田舎者だった。今もだけど」と語る。それほどのシャイぶりに、チームメートから「去年と一昨年はクソみたいなヤツだったけど、今年はいいヤツになったな」と言われたこともあると明かす。

そんな大迫だが、妻・麻未さんやもうすぐ3歳になる娘と暮らすデュッセルドルフの自宅を公開。モデルの麻未さんに負けないポーズで撮った結婚式の写真なども披露した。だが、どちらが恋に落ちたのかを聞かれると、「そういうのはなしで」。シャイな男らしく、回答を拒んだ。

麻未さんは「あんまり怒らない。基本優しい」「サッカーしているときは九州男児みたいなイメージかもしれないですが、家ではそんなに」と、ピッチの中と外では大迫がまったく異なるタイプだと明かしている。

7月終わりに右足首のじん帯損傷というケガを負い、全治5週間と報じられた大迫。だが、早々に復帰を果たし、8月末に行なわれたワールドカップ最終予選のオーストラリア戦で本大会出場決定に貢献した。

ドイツ帰国後、大迫はメディアにも明かしていなかったが、試合中に右足首の痛みをこらえていたと告白。「痛みがなかったといえばウソですけど、それだけの試合だったと思うので、(プレーできて)よかった」と、サムライ魂を見せつけた。

前回のワールドカップでは「何もできなかった」と悔しさを隠さない大迫。「今だったらもっとやれる自信があるし、できると思う。このままじゃ終われない」と、決意を口にしたシャイな男の今後が期待される。