8月末に放送された『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)にて、モノマネを得意とするお笑い芸人の原口あきまさ、やしろ優らが、モノマネ業界を批判して物議をかもしていた。

 この一件は、一部芸人から共感をよんでいたようで、我が家の坪倉由幸が、9月11日放送の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)にて、このような発言をしていた。

「この間テレビでやってたんですけど。僕もちょっと前から、そう思ってた節があって。モノマネ芸人さんって、痛くないですか?」

 過去に共演した際の経験によると、楽屋からすでに痛いというのだ。

「モノマネ番組の楽屋だと、みんなモノマネしあって、発表会みたいなのやってるんですよ。みんなに聞こえるようなところで。新作とか見せてきたりとかして。いや、望んでない、望んでないって(笑)」

 さらに、モノマネ芸人がウケをとっても、それは自身のトーク力によるものではないと分析する。

「モノマネの人って、ひな壇だと、たとえばMCの人が振ってくれたら、モノマネで返せばだいたいのことはウケるじゃないですか。

 その人が言わなそうなことだったりを、そのまま言ってもウケるじゃないですか。それを本当にウケてるとカン違いしてると思うんですよ。

 その人(モノマネをする対象)が乗っかってるからウケてるんであって、お前のトーク力じゃないんだよって。素でしゃべったら、ぜんぜん面白くない」

 なかなか痛烈な意見だが、『さんまのお笑い向上委員会』でも同様の指摘がされており、多くの出演者が賛同していた。

 原口あきまさにいたっては、自身がモノマネ芸人でありながらも、「モノマネの番組自体が痛いですもんね」という、業界批判まで口にしていた。この発言で業界から干されるなんてこともあるのだろうか。