今夏神戸に加入 「日本のサッカーは違う」と適応への時間が必要と明かす

 ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは今夏に加入し、デビュー戦で衝撃の2ゴールを叩き込むなどスポットライトを浴びた。徐々に日本の生活にも慣れ始めたなか、ドイツ誌「キッカー」でここまでの戦いぶりを振り返りつつ、日本人の印象についても言及している。

 2014年ブラジル・ワールドカップ優勝に貢献したポドルスキは、アーセナルやバイエルン、インテルに加え、ガラタサライでもプレー経験を持つ。今夏に神戸へ加入すると、Jリーグデビューとなった大宮アルディージャ戦で早速2ゴールを叩き込むなど活躍。その後は不発が続いたものの、8月26日のジュビロ磐田戦で5試合ぶりのゴールを決め、ここまで6試合3ゴールの結果を残している。

 現在、神戸はリーグ11位と苦しんでいるが、ポドルスキは「いくつかの試合に勝っていないと、私は野心的ではないように聞こえるが、その逆は真実だ」と主張。1位鹿島アントラーズとは勝ち点22差ながら、モチベーションは一切失っていないと力説する。

 母国ドイツをはじめ、イングランド、ドイツ、イタリア、トルコのクラブを渡り歩いてきた男にとって、日本のサッカーは異質に映っているようだ。「日本のサッカーは違うし、ヨーロッパのレベルはより高い。サッカーの仕組みを理解し、自分の資質をより効果的に生かすには、もう少し時間が必要になる」と明かし、“日本スタイル”への対応が欠かせないとしている。

勝負事で日本人的な謙虚さは不要と語る

 7月6日に来日したポドルスキは日本の文化や風習に興味を示し、自身のSNSを通じて積極的に写真やコメントを投稿してきた。日本人の印象については、「一般的にとてもフレンドリーだ」と親しみを感じている一方、ことサッカーに関しては、日本人の性格が仇になると考えているようだ。

 ポドルスキはJリーグデビュー以降、柏レイソル戦や磐田戦をはじめ、何度も相手選手と小競り合いを起こすなど気性の荒い面を見せている。しかし、勝負事において謙虚な姿勢は不要と語った。

「日本人の考え方のために、多くの人が控えめであり、親切で、礼儀正しくあるが、私はこの謙虚さを好まない。それは役に立たない」

 世界の第一線で長年戦い続けてきた32歳のレフティーは物足りなさを率直に打ち明けているが、この言葉は日本サッカー界に対する一つの提言とも言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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