上原多香子(34)が芸能活動を無期限で休業することを発表。『女性セブン』(小学館)で俳優の阿部力(35)とのW不倫が報じられたことが大きな要因とみられているが、この対応には厳しい声が殺到している。というのも、この不倫が夫で2014年に自ら命を絶ったヒップホップグループ・ET-KINGのTENNさん(享年35)の死の理由に関わっているとみられているからだ。

「これまでは31歳(当時)で夫を亡くし、未亡人となった上原に同情する声がほとんどでした。しかし今回で、完全にTENNさんを自殺に追いやってしまった“不倫女”というイメージが定着してしまったため、『裏切られた』という思いを抱くファンも多かったのではないでしょうか。今回の休業も逃亡同然であり、このまま芸能界からフェードアウトするのが濃厚だと言われているほどです」(芸能記者)

 今年5月には、演出家のコウカズヤ氏(40)との交際が報じられていた上原。こうした数々の男性との噂があるだけに、世間には自由奔放なイメージを決定づけてしまったようだ。

■報道しない理由はTENNさんにもあり?

 またネット上では、今回の上原の不倫について、テレビの芸能ニュースで全く取り上げないことに疑問の声が飛んでいる。

「大枠を報じた番組はあったものの深堀りした番組は皆無。今回の件はTENNさんが亡くなっているので、ワイドショーで取り上げるには重すぎるという声もあった。さらに輪をかけて、上原の所属事務所が芸能界でもかなり力を持っていることもあり、テレビ局側が”忖度”したという話もある」(前出・芸能記者)

 さらにこの件があまり触れられない理由には、TENNさんの死にも原因があるのではないかと言われている。

「TENNさんの自死は上原の不倫が影響しているとの見方が強くなりましたが、ほかにもTENNさん周辺の関わりに不透明さがあり、それに配慮しているとも。その辺りが整理されていないため、多くのワイドショーが送ったという経緯がある」(同・記者)

 TENNさんの自殺当初、一部では上原との収入格差に原因があったとも言われていた。そして今回自身の遺書により、上原の不倫が理由にあることが明らかになった。今後、どう騒動はどう収束していくのだろうか。まだまだ目が離せないようだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。