(台北 24日 中央社)国際的なデザイン賞、独レッド・ドット・デザイン賞のコミュニケーションデザイン部門の受賞作がこのほど発表され、台湾からはアーティストのレオ・リャオ(廖人帥)が監督を務めたミュージックビデオ(MV)「Dust My Shoulders Off」など合計9点(うち6点がジュニアアワード)が最高賞の「ベスト・オブ・ベスト」賞に選ばれた。

特に評価が高かったのは、ジュニアアワードにエントリーした樹徳科技大学(高雄市)の「台湾元の紙幣」。

同校のデザインチームは、台湾に生息するシダ植物の中でも希少とされる10種と、絶滅の危機に瀕するシダ植物の現状などを事前調査した。紙幣の形をとったのは、流通しながら環境保護の概念が広く普及するようにとの願いからだという。

授賞式は10月27日、ドイツのコンツェルトハウスベルリンで開催される。

(鄭景ブン/編集:塚越西穂)