10日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、推理作家西村京太郎氏が、日本人がその国民性からして「戦争に向いていない」と断言した。

番組では、ノンフィクション作品『十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」』発売を機に、著者の西村氏がVTR出演し、自身の戦争体験を振り返った。西村氏は陸軍のエリート将校養成学校である「陸軍幼年学校」在学中に、14歳で終戦を迎えたという。

当時の悲惨な体験から、西村氏は「日本人は戦争に向いていない」と悟ったそうだ。西村氏は『十五歳の戦争』の中で、他の国が「現代の戦争」を戦っているのに対し、日本は「際限のない精神主義、根性主義である。これは信仰に近かった」「特攻と玉砕に酔う人たちである」と綴っている。

西村氏はVTRで「現代戦争ってね、生き延びなくてはいけない」と語る。一方、西村氏は日本人が「死ねばいいんじゃないか」と考えてしまうため、戦争に根本的に向いていないのだと解説していく。

そして西村氏は、日本人には今も「死んでなんとか勝つぞ」といった精神性が伏流していると指摘し、そうした国民性から「戦争はしない方がいい」と強調する。一度戦争が始まったら、「みんなが死んでるのに、俺だけ生きてるわけにはいかない」という考え方をしてしまう、と語っていた。

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