Leola、1stアルバムリリース! デビュー1周年で強くなった“誰かのために歌いたい”気持ち
心地よいビーチ・ミュージックに、Leolaの伸びやかな歌声が重なれば、自然と海へ出かけたくなる――。2016年のデビュー以降、活動の幅を広げているLeolaが、7月12日に1stアルバムを発売。アルバムは、新曲から曲順、アートワークまで、彼女のこだわりが存分に詰まった1枚に仕上がった。「もっともっと、多くの方に私を知ってほしい!」そう目標を語るLeolaは、太陽のように明るく、ハッピーでパワフルなオーラに包まれていた。
撮影/川野結李歌 取材・文/渡邉千智 制作/iD inc.スタイリング・ヘアメイク/KOBA(PUNCH)
ファンとの出会いが歌に対する気持ちを変えた
- 昨年4月27日に1stシングル『Rainbow』でメジャーデビューしたLeolaさん。1stアルバム『Hello! My name is Leola.』のリリースを控えた今の心境は?
- すごくワクワクしています。やっぱりアルバムを出すっていうのは、アーティストとして活動をしていくうえでひとつの目標でしたし、あとあとに残るのはアルバムだと思うんです。昨年のメジャーデビューから1年、こうしてアルバムを出せることのうれしさを感じています。
- メジャーデビューから振り返ると、どういう1年だったなと感じますか?
- メジャーデビューして…はじめてのことばかりで、新たな出会いや、自分にとって得るものがたくさんありました。そのなかで、ファンの方々との出会いをとても大きく感じましたね。
- どのようなときに?
- デビューしてから、2ndシングル、3rdシングルと発売して…リリースイベントなどをしていくうちに、どこかで私のことを待ってくださっている方がいて、実際にそういう方たちにお会いすればするほどに、「この人たちをとにかく喜ばせたい!」とか「この人たちと楽しい時間をライブで過ごしていきたい!」っていう思いが強くなってきたんです。
- 素敵ですね。
- ホントに、「私の曲から元気になってほしい」とか「誰かのために歌いたい」っていう気持ちが強くなった1年でした。デビューする前は、どちらかというと、「自分の歌を聞いてもらいたい!」っていう気持ちが強かったんですけど…。
- ファンの方を前にして、歌に対する気持ちが変わっていった…と。
- はい。そう思わせてくれたのはファンのみなさんですし、ホントに、ファンのみなさんがいなかったら、「私は歌えないんだなぁ」って実感しました。
- 実際にリリースイベントでは、ファンの方と交流もされるんですよね?
- はい。リリースイベントでは、ファンの方と触れ合う時間を大切にしているんです。サインを書くときはお名前もうかがって、お話しています。
「四季を問わず自由に聞いて」アルバムに込められた思い
- アルバム『Hello! My name is Leola.』は、どんな軸で作られていったんでしょうか?
- 私は自分の音楽を「ビーチ・ミュージック」と呼んでいるんですが、「ビーチ」という言葉があることによって、夏のイメージが強いんじゃないかと感じているんです。もちろん、夏の海にピッタリな曲もたくさん入っているんですが、そのなかで春夏秋冬、朝、昼、晩の海も感じられるような楽曲もそろっています。
- たしかに、ビーチといえば夏! っていうイメージが強いですよね…。
- だからこそ、四季を問わず、自由に聞いてほしいなと思っていて、冬の海をイメージした優しい曲も入っています。
- ビーチ・ミュージックにLeolaさんの伸びやかな歌声が相まって、寝る前などに聞きたくなるなと感じました。
- ありがとうございます。あとは通勤のときなどにオススメな曲もあって…。アルバムはシチュエーションごと、ブロックごとに区切って聞きやすい曲順になっています。
- アルバムの曲順も、Leolaさんのこだわりが反映されているんですね。
- はい! 先ほどお話した四季を感じられるというのはもちろん、1日のなかでの気分の浮き沈み…波みたいなものを意識した曲順にしています。最初のほうは私の音楽を感じてもらえるような、夏をイメージさせる曲を並べていて、そのあとは少し心を落ち着かせて、もう一回自分を見つめるような楽曲…と続いていきます。
- そのあとは?
- 6曲目の『It's a “New day”』からは、明日に向けての希望を持ってもらえるように。そのあとの『Rainbow』と『Mr.Right』で、もう一度エンジンをつけて楽しもう! みたいな流れにしています。なので、『It's a “New day”』からは、通勤のときとか、スイッチを入れたいときに聞いていただくのがオススメです!
ハワイの情景を目に焼き付けて…新曲の制作秘話
- 新曲はどういうこだわりを持って作られましたか?
- 1曲目の『Sunshine+Voice』と、最後の『Hello, My name is...』は、私がこのアルバムのなかでマストの2曲だと思っていて。どういうふうに歌いたいか、どういう曲にしたいかっていう具体的なイメージを持って制作しました。
- どんなイメージがあったのでしょうか?
- 『Hello, My name is...』は、アルバムのタイトルである『Hello! My Name is Leola.』にもつながっていて。アルバムをしめくくるこの曲は、「Leolaはこういう人間です」っていう自己紹介の1曲にしたいと思っていました。Leolaという名前は、ハワイ語でLeoは声、laは太陽という意味の言葉を合わせたものなんですが、私が“Leola”という名前にした理由や、この名前でどういうふうに歌っていきたいか、誰のために歌うのか…というところがこの曲に詰まったらいいなと思って作っていきました。
- 制作は順調でしたか?
- それが…私のこだわりや気持ちが強いぶん、納得のいくものがなかなかできなくて…。
- そうだったんですか!
- 今回、1周年のウィークに、私の名前のルーツになったハワイに行かせてもらって、ジャケットやMVを撮影したんですけど、メジャーデビューから1年経って…と考えたときに、いろいろと感じたものがあって。帰国した次の日に『Hello, My name is...』ができたんです。
- ハワイに行って、改めて感じたことがあったんですね。
- そうですね。たぶん…イメージが曖昧だったのかな…。
- 曖昧?
- 表現したいものについて、根本で感じているものはあったんですけど、それをいざ形にしようと思ったら具現化ができなかったんです。でも、ハワイに行って、現地の様子を目で見て、表現しやすくなったのかなぁと思いました。
- 実際のビジョンを目に焼き付けて、イメージがわいたんでしょうか。
- そうですね。だからこそ、この曲は、改めて自分がどういうふうに歌っていきたいか、どんな温度間で人と接していきたいかというのが大きく表れています。あと、この曲はハワイで現地の方からもらったウクレレで作った曲なんです。私自身、Leolaという名前にして「間違いじゃなかったな」って確信するような思いが込められています。すごくこだわりました。
- 今回に限らず、曲は思い立ったらすぐ作るタイプですか?
- はい。曲を作るときは、気持ちが温かいうちに全部作っちゃいたいタイプです。ホントに思い立ったらすぐに行動! って感じで。たとえば悲しいことがあったときも、思い立ったらそのときに1曲作ってしまうこともあるし…。
- 悲しいことも、曲作りのエネルギーに変えてしまうんですね!
- もちろん、悲しいことを曲にしているんですけどね。でも、気持ちが温かいうちに作った曲のほうが、メッセージ的にも強いんじゃないかと感じていて。そのあと、ディレクターさんたちと曲を成長させていく作業もありますが、大きな枠組みや歌詞のイメージは、そのときから変わらないことが多いです。