ビールの美味しい季節になりました。そうは言っても、いつでもどこでも飲めるわけではありません。では、ノンアルコールビールならどうでしょうか。6月14日、発言小町に職場でノンアルコールビールを飲んで出勤停止になったという投稿がありました。(文:okei)

投稿者は小さな事務所に勤める30代半ばのOLです。上司に注意を受けた際、こう答えたといいます。

「ノンアルコールビールです。本物ではありません。間違えちゃいました?」

1時間以上怒られた挙句、「出社しないで反省文書け」

投稿者は「自他ともに認めるお酒好き」で、その日も朝から飲みたい気分で、我慢できずに昼食時にコンビニでノンアルコールビールを購入。15時の休憩時間に自分の席で飲んでいたところ、上司に咎められました。

「会社で就業時間中に飲むものじゃないな」と注意されますが、女性は「えっ?アルコール入ってませんけど」などと反論します。結局、その後グチグチ1時間以上も怒られた挙句、「明日(今日)は出社しなくてよいから家で反省文書いてこい」と言われることに。つまり、出勤停止処分です。納得できない女性はネットに疑問をぶつけました。

「私は休憩時間中に飲んだんだから全くOKだと思うんですが、就業時間中にノンアルコールビール飲むってダメな事なんでしょうか?」

これに200本以上のコメントがつきました。ほとんどが「飲みません。非常識」「呆れた」「ダメでしょう」「職場を舐めてるね」など、投稿者の認識の甘さを批判する声が殺到しています。

「あくまでも宴席でお酒を飲めない人が代わりに飲むものでしょ。勤務中に飲む人がいるとはただただ驚きです」
「休憩時間とはいえ職場に『飲んでる気分』の人がいるという点で、上司は問題視したのだと思います」

などのほか、「スーパーなどで、ノンアルコールはお酒コーナーにありますよね。だからそういう扱いです」と、指摘する人も。

また、来客があった時に見られたら「ずいぶん緩い(だらしない)会社だな」と勘違いされるという意見や、「"朝から飲みたい気分"なんて、アルコール中毒ではないですか?」という指摘もかなり多くありました。

キャッチコピーには「いつでもどこでも」 とあるけれど…

一方で、わずかですが「OKだと思います」という声や、「処分はやりすぎ」という意見もありました。確かに、業種によっては接待ランチや残業終わりなどにビールを飲むところもあるようです。それでも、ほとんどが「職場の雰囲気を考えるべきだった」と続けています。とくに、厳しい処分を受けたのは「間違えちゃいました?」などと上司を半ばバカにしたせいだというお叱りも目立ちました。

ちなみに、「わずかだがアルコールが入っている」という指摘もありましたが、現在大手メーカーの製品はすべてアルコール0.00%で、成分としては問題ないはずです。ただ、「そういう疑いを持たせる行動を取った方が悪い」という意見が言い訳を許しません。

サントリーのウェブサイトを見ると、ノンアルコールビールのPRページには「いつでも、どこでも、ビールの歓び」とキャッチコピーがあります。しかし、同時に掲載されているイメージ写真はアウトドアやビールに合う料理で、もちろん会社で飲むことを薦めるものはありません。

やはり気分的には、「オフ」の状態を想定している飲み物なので「あなたがしたことは結局、上司や周りに『うわー、こいつ本当は仕事しないで酒飲みたいんだ』と思われたってことよ」という指摘も仕方ないのかもしれません。