Facebookの投稿への返信に、動きをもたせることができるようになった。GIF誕生30周年となる今年、Facebookは3ヶ月のテストを経てGIFアニメによる返信機能を実装したのだ。ちなみに、Messengerではこの1年で130億のGIFが送信されていて、2017年の元旦だけで4億のGIFがやり取りされたのだとのこと。

コメント時に表示されるGIFボタンを押すと、コメント画面から移動することなくGiphyやTenorのGIFを検索して使用することができるようになっている(デスクトップ環境では、Messengerの場合と同様に「トレンド」GIFも表示されるようになっている)。

訳者注:記事執筆時点の環境では、現在利用可能なのはデスクトップのみで、スマートフォン(Android)上ではまだGIFボタンが反映されていません。

ちなみに、GIFが利用可能となったのは2年前のことだった。しかしこれまでは、他のGIFサイトに移動してGIFを検索し、そしてURLを貼り付ける必要があったのだ。GIFボタンを実装して、その場で探せるようになったことで、GIFの利用ははるかに容易になった。とくにモバイル環境で便利に利用することができるだろう。現在のところ、GIFボタンが利用できるのはコメントする場合のみだ。しかしいつでもGIFを使いたいと考える人はますます増えており、おそらくは自らの記事を投稿する際にもGIFをが使えるようになるのだろう。

Facebookは、今回の「正式サポート」前にも、GIFサポートを行なってきていた。しかしフィードが騒々しくなってしまうという考えもあり、なかなか広く採用するまでにはいたっていなかったのだ。しかしFacebookの意向に関係なく、利用者はGIFの利用方法を見つけ出して実践してきていたのだ。GIF採用をためらううちに、Imgurなどにチャンスを与えることにもなっていた。本日をもってFacebookは、ニュースフィードをより「リッチ」(うるさい、と感じる人もいる)なものにすることとなったわけだ。他にも自動再生ビデオをサポートしたり、投稿の背景色を変えるような機能ももたせている。

CompuServeが1987年に生んだGIFの30周年にもあたっているし、タイミング的にも良いアイデアだといえるかもしれない。なおFacebookはGIFの読み方についての投票なども行ったりしている。GIF生みの親であるSteve Wilhiteの意向を無視する形で議論が繰り返されたりもしている。

TechCrunchより許可を得て転載