山手線で使用されるE235系電車の各車両に防犯カメラを導入。

2018年春から順次導入

 JR東日本は2017年6月6日(火)、山手線に導入を進めているE235系電車の各車両に、防犯カメラを設置すると発表しました。

 対象は、今後の増備分を含む全50編成(550両)です。防犯カメラをドア上部に1両あたり計4台設置。また、ステッカーを掲出することで、カメラが作動中であることを乗客に知らせます。


2017年5月22日から量産車の投入が始まったE235系電車(画像:JR東日本)。

 JR東日本は取材に対し、「車内での痴漢を含む犯罪行為や迷惑行為の防止に役立つことから導入を決めました。車内の安全性を高め、お客様の安心の向上につながると考えています」と説明。カメラの映像は関係する法令や車内規程などに基づき、厳正に取り扱われるとしています。カメラは2018年春以降、順次設置される予定です。

 鉄道車両内への防犯カメラの設置は、JR埼京線をはじめ、京王線や東急線、東海道・山陽新幹線、北陸新幹線などで実施。東京では、都営地下鉄が2017年8月から、東京メトロが2018年春からそれぞれ防犯カメラを導入する計画です。

【画像】車内防犯カメラの設置位置


E235系電車の車内に設置される防犯カメラの位置イメージ(画像:JR東日本)。