来年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主要キャストが12日、東京・渋谷の同局で発表され、注目のヒロイン・篤姫役に北川景子(30)が起用された。一方、遠く離れた神戸市民の一部が意外にも複雑な気持ちを抱いているという。

 大河初出演となる北川が演じるのは薩摩・島津藩の分家の姫・於一(おいち、のちの篤姫)だ。会見では「篤姫を演じられた先輩方や史実から勉強し、脚本のオリジナリティーも大切にしながら、一生懸命務めていきたい」と抱負を語った。

 鹿児島を舞台にした大河で華々しくヒロイン役を演じる北川だが、一方で地元・神戸市からの仕事を断っていた。それは今年開港150周年を迎えた神戸港のイメージキャラクターだ。

 メモリアルイヤーを盛り上げようと、神戸市は街を挙げて通年でイベントを開催している。結局は女優の戸田恵梨香(28)がその大役に起用されたが、神戸市関係者は「戸田さんより先にオファーをかけたのは北川さんでした」と明かす。

 港は神戸の象徴である。北川が10代で上京するまでを過ごした神戸港の“顔”になることを快諾してもらえると思っていた市側だったが、北川の事務所の回答は「『すみませんが、北川は世界で活躍する女優ですので』でした」(同関係者)という。

 確かに北川はハリウッド映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(06年)にも出演した世界的な女優。スケジュールやギャラの問題の可能性もあるが「まさか断られてしまうとは…」と別の神戸市関係者も肩を落としている。

 こうした経緯を経て鹿児島県が舞台の大河ドラマに出演する北川に、事情を知る神戸市の女性は「鹿児島がお好きなんですね…」と引きつった笑みを浮かべた。地元で一番株を上げたのは戸田かもしれない。

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