NTTドコモは、カケホーダイライトプランの対象に、データSパックのプランを追加した。

カケホーダイライトプランとは、
1回の通話が5分以内なら回数無制限に利用可能という通話プランだ。

これまでカケホーダイライトプランを利用するには、データMパック以上の契約が必要だった。今回の改正で、カケホーダイライトプランでも、データSパックの契約で利用可能になったというわけだ。

筆者は、仕事の大半が自宅での作業のため、データ通信はほとんど使わない。
Wi-FiのないところでYouTubeを見たり、ゲームをしたりすることはまずない。

そのため、1カ月のデータ使用量は2GBもあれば十分で、普段は1GBを超えることすらほぼない。また、電話の利用は、家族間での通話が多く、たまに家族以外にかけるのは、宅配ピザを注文するとか、病院の予約をするといった用途で、5分を超えることもあまりない。

筆者が特別というわけではなく、一般のご家庭の利用では、似たような使い方が案外多いと思われる。

そこで、筆者は、さっそくカケホーダイライトプランに契約を変更してみた。
2月分以降の利用内訳は以下のようになる予定だ。

●筆者のプランと月額料金
 ・カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) 1700円
 ・spモード利用料 300円
 ・データSパック 3500円
 ・ケータイ補償サービス利用料 500円
 ・ユニバーサルサービス料/基本 3円
 ・ずっとドコモ割(15年以上) -600円
 ・月々サポート適用額 -1998円
 ・eリビング割引料 -20円
 ・消費税 430円
  合計 3815円

これまでの「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」では、合計が4895円だったので、1080円安くなるというわけだ。

スマホの利用料金を4000円以内に抑えられるのは、ちょっとうれしい。
しかも、ケータイ補償サービスに加入しているので、破損したときなどへの備えもできているので安心感もある。

ちなみに、月1080円節約できるとなると、
2年に1度新しい端末に買い替えるとして、2万5920円を端末代に充当できる計算だ。
これも非常にありがたい。

さて、手続きだが、これが簡単。
マイドコモのページでログインし、
・メニューで「ドコモオンライン手続き」→「料金プラン変更」とクリック
・「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」を選ぶ
これだけでよい。

なお、「カケホーダイ」から「カケホーダイライト」へのプラン変更は、必ず「来月から適用」で手続きしてくださいと注意書きがあるので、適用されるのは次月からとなる。


プラン変更時の確認画面。適用開始日などを確認しよう


気になるのは、もし5分を超える通話があった場合だ。
その場合、30秒21.6円なので、25分以内の超過ならカケホーダイプランよりもおトクになる。

しかし、できることならすべての通話を5分以内に収め、1080円を丸々節約したいところ。

そこでオススメなのが、「通話時間タイマー」というAndroid用のアプリを活用することだ。

「通話時間タイマー」は、通話の発信時間を監視し、指定の時間で強制的に通話を終了することができるアプリ。導入時は、
 ・4分でバイブによる通知
 ・4分30秒で通話が切れる
という設定になっているので、このまま利用することにした。

前述の通り、筆者は家族との通話が圧倒的に多い。無料で話せる相手との通話のときに、通話が強制的に切れてしまうのはいただけない。
ところが、このアプリは、こういったことも想定されており、家族や0120から始まるフリーダイヤルなどは、監視対象外にできるのだ。
なかなか賢い。


監視除外指定ができる。「連絡先リスト編集」をタップすると、電話帳から除外対象の電話番号を指定できる


無料で話せる家族の登録メンバーを忘れたという場合は、
主回線の人ならマイドコモから確認できる。
「利用内訳」の最後のほうに「ファミリー割引グループ電話番号」という名称で電話番号が記載されているので確認しよう。

最近では、格安SIMも普及してきたので、格安SIMへの乗り換えを悩んでいる人も多いだろう。
筆者もその一人だが、
・家族との通話が圧倒的に多く、家族間の通話が無料
・ドコモの継続利用期間が15年以上になっているため割引サービスが大きい
という恩恵が受けられなくなるのは、やはり痛い。
格安SIMに移行するよりも、ドコモを継続利用しつつ、できるだけ出費を少なくする。
筆者は、これが現在の自分に最も適したスマホライフだと考えたわけだ。

ドコモ利用者は筆者のように長く使い続けている人が多いこともあり、こうした選択をするケースも多いのではないだろうか。

カケホーダイライト+データSパックは、そんなドコモを使い続けながら節約したい人にとって非常にありがたいプランと言えるかもしれない。


内藤由美