テレビ朝日やべっちF.C.」(29日深夜放送分)では、シャルケ・内田篤人の独占インタビュー後編を放送。昨年12月8日の欧州リーグ戦で右膝のケガから1年9カ月ぶりに復帰した内田が、復調に向かった転機や、同世代の日本代表メンバーへの想いを語った。

聞き手を務める中田浩二氏から、「代表組とかドイツ組で誰がケガを心配してくれた?」と訊かれると、「清武(弘嗣)、岡ちゃん(岡崎慎司)、長友(佑都)さんもメールはよくくれました」と明かした内田。ことさら長友は「新聞とかに良くなったとか、悪くなったとか書いてあるけど実際どうなの?」とか「早くお前逆サイド入れよ」などと心配し、時に励ましてくれたという。

それでも、リハビリが長期に及んだ内田は「治んないんだなって思いました。終わりが見えなかったのが、キツかった」と振り返る。転機となったのは、古巣・鹿島アントラーズの後輩・遠藤康だったという。彼の紹介でチームでフィジオセラピストを務める塙敬裕氏と出会った内田は「僕の感覚と(塙氏の)言ってることがすごい合ってて“こうやって治していけばチャンスあるかな”って思った」とリハビリの拠点を鹿島に移した。

「僕の膝が真っ直ぐじゃないので、膝から上をこっち(内側に)に持ってきて、膝下を逆足に持ってきて、膝下を前に出すっていうのが、僕の正しい(膝の)位置に戻る。それを今までは教科書通りの形で(リハビリを)やってたんで、どんどん悪い方に筋トレしてっちゃったから、どんどん悪くなった。それで(塙氏のもとで)やってったらどんどん良くなった」

その後の経過をこう振り返った内田。リハビリ中、代表合宿に呼んでくれたハリルホジッチ監督については「まだ監督は俺のこと見ててくれてるんだなっていうのは気持ちとしては繋がるし、すごい有り難かった。恩返しはしなきゃなって思いますし、また呼んでほしい」と、後進達からの突き上げとも戦う同世代の日本代表メンバー達には「一個上はキャラ強い。本田、長友、岡崎はこのまま下にどうぞっていう選手じゃない。もちろん、練習とか試合を見ててもクオリティはめちゃめちゃ高い。彼らが何とかすると思いますよ、最後は」と語っている。