声優三ツ矢雄二(62歳)が、1月12日に放送されたバラエティ番組「じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜」(テレビ東京系)に出演。これまで“グレーゾーン”と語っていた自身について、「ゲイかストレートかと言われればゲイ」とテレビ初告白した。

この日、番組MCの次長課長・河本準一(41歳)から質問を受けた三ツ矢は、これまで“グレーゾーン”と言ってきたことには「あれは理由があって…」と説明。「兄がいるんですけど、兄が会社勤めをしていて、兄が定年退職するまではちょっと曖昧にしておこう」と考えていたからだという。

それは「兄が会社で何か言われると、兄に迷惑かかるなと思ったので」との配慮からだったが、今回、その兄も定年退職したことから「もういっか!」と、周りの人たちはすでに知ってはいたものの、公には初めて「ゲイかストレートかと言われればゲイ」と告白した。

三ツ矢によると、そう気が付くにはきっかけがあったそう。「小学校6年生の、本当に学校の勉強も出来るし、運動も出来るっていう(先輩の)人が、僕の教室まで来た時に、僕1人しかいなかったんですよ。『ねえ、給食のあまったブドウパンあげるからキスさせてくれる?』って言われたんですよ。男子に。唇と唇をチュって合わせるだけかと思った時に、チュってやった時に舌がピョって入って来たんです。だから驚いたんですけど、そのときにその先輩のことが好きで。でも同性愛とかゲイって感覚はないんですよ。その子が好きで」と振り返った。その後、高校生になったときに「1年先輩ですごいカッコイイ人」が好きになり、ハッキリとゲイだと認識するに至ったという。

三ツ矢は、俳優については、見ている人がラブシーンなどを「純然と楽しめないんじゃないか」との理由から「役者さんはゲイであることを隠してても僕は構わないなって思う」と持論を語る一方、自身については「僕なんかは声優で、最近やってる役は宇宙人とか動物とか多いし…『もうこの際いいや!』と思って」“グレーゾーン”をやめることにしたとのこと。ちなみに、タイプの男性については、俳優・加瀬亮の名前を挙げていた。