SMAP木村拓哉(43)がソロ転身後、初主演を務めるドラマ『A LIFE 〜愛しき人〜』(TBS系・来年1月)の情報が正式に発表された。ヒロイン役は竹内結子(36)。そのほか主要な共演者も一斉に発表されたが、関係者は「キャストの顔ぶれからしても、やはり視聴率は見込めない」と話している。

「今作は病院が舞台の“ヒューマンラブストーリー”が描かれるとのことで、木村は心臓血管と小児外科が専門の外科医という役どころ。これまで報じられていた通り、木村以外のキャスティングには相当苦労したようです」(テレビ局関係者)

 SMAPの騒動が表面化して以降、木村は世間から“裏切り者”と認識されるようになり、好感度が暴落。そんな状況では視聴率が取れないと、期待値は低い。

「木村サイドはヒロインに安定の綾瀬はるか(31)や、今人気の石原さとみ(29)に高畑充希(24)などを希望していたそうですが、すべてフラれてしまったようです。共演者候補の役者陣からもことごとく断られてしまったそうで、制作側も困り果てていました」(前出・関係者)

 最終的に、ヒロインは木村と2004年の月9『プライド』(フジテレビ系)で共演経験のある竹内に決まり、そのほか松山ケンイチ(31)や浅野忠信(42)、女性陣には菜々緒(28)などが発表された。しかしこの配役についても、同関係者は「不安要素が多すぎる」と指摘する。

■共演者はそろって“爆死”経験者

「ヒロインの竹内からして“数字を持っている”タイプの女優ではありません。それ以外の共演者も、たびたび出演作の“爆死”が取り沙汰される面々。たとえば、松山は2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』で大河史上初の視聴率1ケタ台を出し、全話平均も12.0%と過去最低を記録。15年に主演した『ど根性ガエル』(日本テレビ系)も平均7.98%と撃沈しました」(前出・テレビ局関係者)

 また、菜々緒も15年の出演作『まっしろ』(TBS系)は平均5.8%と散々で、同年の『HEAT』(フジ系)に至っては3%台を連発して打ち切りに。

「木村が売れっ子から逃げられた結果、こうしたメンバーしか集まらなかったことが透けて見えるキャスティング。いわばオワコンです。この面子でどれだけ健闘できるのか」(前同)

 木村やTBSは諦めずに打開策を見い出せるか。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。