セブン-イレブンのサラダに「カマキリの前足」のような異物が混入している、といったツイッターでの報告が話題を集めている。写真を見る限り、異物は緑色で棘のようなものが多く生えており、昆虫の足と似ている。

投稿者はJ-CASTニュースの取材に対し、「頭が真っ白になった」と当時を振り返った。

「仕事を早退することも考えた」

ツイートされたのは、2016年11月8日14時ごろ。投稿者によると、セブン-イレブンで購入したサラダを食べていたところ、「カマキリの足みたいな」異物が出てきたという。

あわせて投稿された写真には、多くの棘が生えた緑色の、昆虫の足に近い異物が写っている。

写真のインパクトもあったのか、ツイートは素早く拡散された。寄せられた返信の中には

「完全にカマキリ」

など、異物がカマキリの鎌(前足)であることを指摘するものが多い。9日夕、J-CASTニュースの取材に応じた投稿者は、

「職場の昼休みに食べた『チョレギサラダ』に入っていました」

と当時の状況を振り返る。投稿者は同日13時ごろ、東京都内の店舗で「チョレギサラダ」を購入し、職場で食べた。しかしその際、「ガリッとした食感」の異物が口に入ったため、ティッシュに吐き出した。

「最初は葉っぱかと思ったんです。その後、関節があって、開いたり閉じたりするのが分かりました。写真を見た友達から『カマキリの足じゃないか』と指摘されました」

異物はこれ1つしか確認できなかったものの、

「食後、気分はすこぶる悪くなり、最悪、仕事を早退することも考えました」

と話す。すでにラベルに印字されていた製造工場へ連絡を済ませたという。

セブン-イレブン「異物混入の報告は把握」

セブン-イレブン側への報告より投稿を優先させたことに対しては、

「いざ、自分が初めて異物混入を体験すると、頭が真っ白になりました。とにかく『友達にだけでも見てほしい』と思い、ツイッターに投稿しました。すると、思いのほかリツイートされ、まとめサイトさんにも取り上げられてしまいました」

とその経緯を明かした。

一方、セブン-イレブンの広報担当者は11月9日、J-CASTニュースの取材に対し、

「異物混入の報告は把握しています」

と認めたうえで、「まだ商品の現物が確認できておらず、購入場所や日時は分かっていません」と語り、すでに保健所へは報告を済ませたという。

セブン-イレブンに対して、このほかに同じような問い合わせは寄せられていないが、「異物混入」が報告された商品と同一工場、同一ライン、同一時間に製造されたパッケージは店頭から撤去したという。