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夏の暑い時期にぴったりな、涼しげな見た目の「氷の器のアイスコーヒー」を期間限定で提供しているのが「北野坂にしむら珈琲店」です。巨大なブロック氷をお店のスタッフが1つ1つ彫って器状にしているという、見た目のインパクトがすさまじいアイスコーヒーを、実際にお店で飲んできました。

神戸にしむら珈琲店

http://www.kobe-nishimura.jp/kitano/index.html

神戸にしむら珈琲店 北野坂店に到着。レンガの建物が緑に覆われていて、映画の舞台になりそうな雰囲気です。



緑が迫ってくるかのような入り口を抜け……



店内へ。平日の昼間でしたが店内は人が多め。奥のソファー席に案内されました。



席につくと、各人の前にマットが置かれ、木製の分厚いメニューが手渡されます。店内の雰囲気といい、メニューといい、全体的に高級感があり、まるでホテルのラウンジのような感じです。



メニューを見てみると、炎が立ち上るコーヒーなど気になるアイテムものっていましたが、今回は7〜8月限定の「氷の器のアイスコーヒー」を注文。お店の人に注文を伝えると「お砂糖は入れますか?」と聞かれます。にしむら珈琲店のアイスコーヒーには砂糖があらかじめ入っているそうなので、砂糖無しが飲みたい場合は注文時に店員さんに伝えましょう。



お店の状況にもよりますが、「氷の器のアイスコーヒー」は提供まで20〜30分ほどかかるとのこと。訪れた時には20分ほどでアイスコーヒーが到着しました。氷の器の横にはストローと長めのスプーンが置かれます。



氷の器の大きさをiPhone SEと比較するとこのくらい。氷全体のおよそ半分くらいの深さまで穴が彫ってあり、そこにアイスコーヒーが注がれています。



真上から見るとこんな感じ。



冷凍庫から取り出してすぐにコーヒーを注ぐと温度差によってヒビが入ってしまうことがあるので、10分ほど常温においてからコーヒーが注がれるとのこと。そのため、氷の表面は少し溶け出している部分も。



さっそく飲んでみると、コーヒーは「キンキン」とまではいかない、飲みやすいひんやりした冷たさ。適度に砂糖が入れられており、暑い日に飲むとコーヒーのほろ苦さと甘さが体を癒やしてくれます。



さらにミルクを注ぐと……



底の部分はミルクと混ざっていないことがわかります。これは氷に触れている部分のコーヒーが固まりだしたため。



涼しい見た目を楽しみつつ、じっくり飲んでいたのですが、20分ほど経過しても目に見えて氷が溶け出すことはありません。そのため、あせらずゆっくりとコーヒータイムを楽しめました。



ストローと共にスプーンが並べられたのを見て「何だろう?」と思っていたのですが、これは底の部分のコーヒーがシャーベット状になっているからだと判明。最後はデザート気分でコーヒーシャーベットを堪能します。



氷の器は透明なプラスチックトレーに入れてあるのですが、到着してから30分ほどたった時点でトレーから水が少しあふれるくらいで、洋服などが水に濡れてしまう心配もありませんでした。



にしむら珈琲店自体はチェーン店なのですが、北野坂にしむら珈琲店は1974年に日本初の会員制喫茶店として開店した、本店などとは趣の違う店舗。価格設定もほかのお店とは異なり、例えば三宮店の「にしむらオリジナルブレンドコーヒー」は550円ですが、北野坂店の「にしむらブレンドコーヒー」は850円となっています。しかし、もともと会員制のお店だったこともあってか、非常に落ち着いた優雅な雰囲気で、ゆったりとした時間を過ごすことができました。



店内には暖炉や……



アンティークの家具などが並んでいます。



お店の外には東屋のような場所もありました。



なお、「氷の器のアイスコーヒー」は税込1600円で、8月末までの提供となっています。