(台北 28日 中央社)台湾東部で27日夜から28日午前にかけて、最大震度5の地震が4回観測された。27日午後11時から28日午後0時までに東部で発生したマグニチュード(M)3以上の地震は29回に上っている。

最大震度5を観測したのは、27日午後11時17分に花蓮県近海で起きたM5.6の地震と、28日午前2時19分に発生した花蓮県富里郷を震源とするM5.5の地震、28日午前9時14分に花蓮県近海であったM4.3の地震、28日午前11時22分に起きた宜蘭県近海を震源とするM4.0の地震。震源の深さはそれぞれ10キロ、18.2キロ、15.4キロ、12.6キロだった。

中央気象局の辛在勤局長によれば、一連の地震は異なる3カ所を震源としており、上記の地震のうち、27日午後11時17分と28日午前2時19分の2回のほか、28日午前0時55分に花蓮県秀林郷を震源として起きたM4.3の地震も主震の一つに数えられる。

辛局長は、3カ所での地震の同時発生は偶然だとする見方を示し、心配し過ぎないよう呼び掛けた。

(陳葦庭/編集:名切千絵)