パシフィコ横浜で開催された、カメラと映像機器の展示会『CP+ 2016』より、会場では、スマートフォンと連携する様々な機器が展示されていました。

【ギャラリー】CP+smartPhone (35枚)


カールツァイスブースでは、iPhone 6, 6sに取り付けるレンズシステムが参考出品されていました。CP+前日にドイツから届いたということで、会場の担当者にも詳細な情報がないという事でした。

ホルダーユニットにはシューと三脚穴が設けられており、必要な時に素早くiPhoneに装着して撮影できる印象を受けます。展示では1種類しかなかった交換レンズですが、広角レンズ、マクロレンズ、望遠レンズの3種類が予定されているそうです。

サイトロンジャパンのブースでは、CAM.ON社の「SMARTOGRAFY」というスマートフォン向け撮影システムが目を引きました。ケースにバヨネットマウントで広角や望遠、魚眼レンズなど5種類のレンズを使用できるもので、撮影グリップにレンズを2つ、収納できるというアイディアも光ります。

もう一つ光るのは、BluetoothでコントロールできるLEDライトユニットです。通常は、ケース背面部に収納しますが、アプリによって色や明るさをコントロールしたり、シャッターと連動してフラッシュ発光、ビデオライトとして点灯など様々に使えます。ケースから取り外しても使用できるので、光源位置を自在に設定したり、補助ライト的な使い方もできるのではないでしょうか。



iPhone 6に対応する他、AndroidではGalaxy S6用も用意されています。

ケンコー・トキナーブースでは、様々な光学機器をスマートフォンと連携させる撮影アダプターが展示されていました。

SNAPZOOMは、スマートフォンに双眼鏡やフィールドスコープ、望遠鏡などを接続できるアダプターで、様々なスマートフォン、光学機器に対応します。手持ちの双眼鏡などに取り付ける事ができるので、高性能な双眼鏡などの拡大映像を手軽に撮影できるのが特徴です。

もう一つ目を引いたシステムは、スマートフォンを本格的な撮影システムにする「BEASTGRIP PRO」です。kickstarter発のプロジェクトで、スマートフォンハウジングであるBEASTGRIP PROを中心に、ライトやコンバージョンレンズ、バッテリーなどを各種組み込む事ができます。

システムとしては、専用のコンバージョンレンズを使用したライトなものからマウントアダプターを使用した本格的なものまで幅広くカバー。フォローフォーカスやガンマイクなどを組み合わせる事で本格的な映像制作まで実現します。

その他、スマートフォンを接続して動画や写真を撮影できる顕微鏡、マイクロスコープなども展示されていました。研究用途レベルの精度は望めないものの、家庭での自由研究など手軽にミクロの世界を撮影するのに適しているとしています。