ASUSがAndroidタブレットZenPadシリーズの新製品 ZenPad 7.0 (Z370KL) を12月25日に発売します。価格はオープン、予想2万4800円。SIMロックフリーの7バンドLTEや3G通信機能を備え、音声通話にも対応する製品です。

ASUSの7インチAndroidタブレットといえば、かつてはNexus 7 (2012 / 2013) が人気だった分野。その後もMeMO Padの名前で続いていましたが、高性能な ZenPad S 8.0 と並んで7インチの7.0 も『ZenPad』ブランドになりました。

WiFiモデルのZenPad 7.0 (Z370C) はこの夏からすでに販売中です。Z370CがAtomプロセッサ採用でWiFiのみだったのに対して、12月25日発売のZ370KLは Snapdragon 210 でSIMロックフリーの4G LTE / 3G / 2Gモバイルデータ通信と音声通話にも対応する点が違いです。

ZenPad 7.0 (Z370KL)の主な仕様は、7インチ1280 x 800 液晶ディスプレイ、Snapdragon 210 プロセッサ(4CPUコア1.267GHz + Adreno 304 GPU)、2GB RAM、16GB内蔵ストレージ、microSDスロット。ほか背面8MPカメラ、前面2MPカメラ、GPS (GLONASS対応)、802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0など。

SIMロックフリーのmicroSIMスロットを備え、LTEは7バンド、3G (W-CDMA)は3バンドに対応します。

本体は幅110.9 x 高さ189 x 厚さ約8.7mm、重さ268g。WiFi通信で約8.25時間、モバイルデータ通信で約8時間バッテリー駆動します。

ほかディスプレイには環境にあわせて明るさやコントラストを調整するASUS Tru2Lifeテクノロジー、音ではDTS-HD Premium Soundの採用が売り。

価格はオープン、予想2万4800円(税別)。日本ではブラックとシルバーが12月25日発売予定。2年前のNexus 7 (2013)から画面解像度こそ落ちているものの、microSDスロット追加やカメラ強化、LTEつきで約30g軽いのは進歩点。なによりLTE版は32GBで約4万円だったのに対して、ZenPad 7.0 (Z370KL)は予想実売2万4800円と手に入りやすくなりました。