6日に放送されたドラマ『デスノート』(日本テレビ系)が、平均視聴率11.4%を記録したことが7日に明らかになった。6話以降、10%台をキープして好調ではあるものの、作中のテキトーすぎる演出で、またネットユーザーのツッコミや爆笑を誘っている。

 今回の第10話では、“キラ”こと夜神月が、誘拐された妹の粧裕を救うべく、父親で警察官の総一郎と、誘拐犯の日村章子に指定された場所へ向かうシーンから始まる。そしてデスノートをめぐる駆け引きが行なわれ、クライマックスには月役の窪田正孝と総一郎役の松重豊が、約11分にわたって壮絶な演技を展開した。

監禁場所がディファ有明

 第10話は冒頭から、ツッコミを誘うようなシュールな導入部となった。日村が月たちに指定した場所はなんと、格闘技専用アリーナの「ディファ有明」というシュールなチョイス。

 同アリーナは、プロレス団体「プロレスリング・ノア」が事務所や道場を構え、格闘技イベント以外にアイドルのコンサートや握手会、コスプレイベント、さらには「AVファン感謝祭 Japan Adult Expo」が開催される場所だ。

 ディファ有明入り口が映し出されると、「なんとデスノートの舞台がディファ有明‼」「監禁場所はディファ有明」と反応するネットユーザーも。メロや日村らは、「月がキラ」と推理し、「オタクの月におあつらえ向き」と考えて、わざわざディファ有明を選んだのだろうか。

 ドラマ中盤では、キラに電話で指示されて、ミサが誘拐犯グループの一人に対してデスノートを使う。しかしここで、心臓の「臓」の草冠を書くべき位置を間違える恥ずかしい失態。

 ツイッターやネット掲示板では、ノートに書かれた文字を拡大して「心臓の臓、間違ってね」と指摘する意見や、「デスノートは文字を間違えても死を実行できるらしい」「デスノートって誤字も解析されるんだね」と皮肉コメントが巻き起こっている。

 第10話のハイライトは、月と父親の総一郎が、デスノートをめぐって白熱した口論を繰り広げるシーン。月の正体が分かった総一郎に対して焦った月は、必死に嘘をつくも信じてもらえず、最後にはデスノートを指差し、苦し紛れに「デスノートじゃないよ」と父親に訴える。

 このテキトーすぎる演出に驚いたネットユーザーが「デスノートじゃないょ!?」「ライトのいいわけ」「そんなエ○本見つかった時のような反応するなよ……」「ひどい悪あがき」と様々なコメントを書き込む始末となった。

 いよいよ次回で最終回となるドラマ版「デスノート」。「もう何が起きても驚かない」と覚悟を決めるネットユーザーもいるが、せめて最終回くらいミスや笑いネタの投下はやめてほしい。

(文/デイリーニュースオンライン編集部)