【画像】東京駅復原を実現した建築史家・鈴木博之がショックを受けた「亡者の墓」

鈴木博之『東京の地霊』(ちくま学芸文庫) サントリー学芸賞も受賞した建築史家・鈴木博之の代表作のひとつ。1990年に単行本が出たのち、1998年に文春文庫から、2009年にはちくま学芸文庫からそれぞれ文庫化された。現在入手しやすい後者のカバーでは、東京大学本郷キャンパスの赤門の写真が使われている。赤門はもともと、江戸時代に彼の地にあった加賀藩・江戸上屋敷の御守殿門であり、藩邸地だった頃の記憶をいまにとどめる数少ない遺構だ。本書ではこのほか、やはり東大のシンボルである安田講堂が、なぜあのようなデザインになったのかについても言及されている。

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