<スタジオアリス女子オープン 最終日◇12日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,376ヤード・パー72)>
 圧巻のゴルフだった。首位と3打差の2位タイから出た成田美寿々が出だしから圧巻の6連続バーディを奪取。序盤で首位に立つと、後半も2つスコアを伸ばし8バーディ・ノーボギーの“64”でフィニッシュ。大会コースレコード“64”をマークし、トータル9アンダーでツアー通算6勝目を挙げた。
成田美寿々がジュニアイベントで引退宣言!?
 会見で「久々ですね、こんな爆発したのは」と満足そうに話した成田。これまで2013年の「サントリーレディス」と昨年の「ゴルフ5レディス」で5連続バーディは記録したことがあったが、「6連続は初です」。スコアも自己ベストタイ、前半は“30”でこれまでハーフベストを1打更新した。
 「ぶっちゃけアウェーでしたね。サマンサの(プレーオフの)状態が18ホール続いた感じ」。昨年の「サマンサタバサレディス」でホステスプロの香妻琴乃に勝利した時に感じた“アウェー感”、それが1日続いたと言う。「バーディの時の歓声が私の3倍ぐらい」、首位発進の藤田光里を応援するファンたちの声援が「私に勝てと言っているような気がしました(笑)」と成田の心に火をつけた。香妻に続き、藤田の初Vを拒んだことで「カワイコちゃんハンターですね」と冗談を飛ばし会見場を笑いで包んだ。
 勝てたのは“アウェー感”の存在だけでなく、練習日に井上透コーチと弾道測定器・トラックマンを使用し徹底的に距離感を磨いたのも奏功。特に「苦手な65ヤード」という中途半端な距離を練習したところこの日は5番と16番、2つのパー5でちょうどその距離が残った。どちらも56度のウェッジで約1メートルにつけバーディを奪取。緻密な練習が勝利を呼び込んでくれた。
 今季の目標は「平均ストローク69台」。「厳しくなったと思ったけど、ここから徐々に近づければ」とこの優勝を励みにもう一度、国内女子ツアー前人未到の記録に挑戦する。また、来年のオリンピックを見据え、今季は出場権のある海外の試合には積極的に打って出る予定。今年か掲げた目標をクリアすれば、賞金女王も五輪代表の座も手にすることができるだろう。この優勝を弾みにさらなる高みを目指し、挑戦を続けていく。
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