大記録を打ち立てたスピース。勢いそのままにマスターズを制することができるか(Photo by Andrew Redington/Getty Images)

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<マスターズ 2日目◇10日◇オーガスタナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>
 21歳のジョーダン・スピース(米国)がマスターズの歴史に名前を刻んだ。スピースは初日を8アンダーで飛び出すと、この日もその勢いは衰えず6バーディ・ノーボギーの“66”をマーク。トータル14アンダー(130ストローク)でマスターズの36ホール最少ストローク記録(1976年レイモンド・フロイド 131ストローク)を塗り替えて、2位に5打差の独走態勢を築いた。
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 それだけではない。36ホールでの130ストロークは、全メジャーを見渡しても最少ストロークタイ記録(2014年全米オープン マーティン・カイマーら)。さらに14アンダーパーはメジャーでの初日、2日目36ホールでの最多アンダーパー記録を更新するビッグスコア。メジャー全体に及ぶ大スコアにスピースも「記録を打ち立てられるのは素晴らしいこと。自分でも興奮している」と興奮した様子を隠せなかった。
 それでも、スピースは21歳らしからぬ冷静さで現在の立ち位置を見つめている。それにはもちろん昨年の記憶も無関係ではない。初出場だった2014年大会。当時20歳のスピースは3日目を終えて首位に立ちタイガー・ウッズ(米国)の持つ21歳3か月14日というマスターズ史上最年少優勝記録更新に手をかけた。しかし、最終日にバッバ・ワトソン(米国)に圧倒され2位フィニッシュ。偉業達成を逃し悔しさをかみしめた。
 「まだ半分終わっただけだよ。去年はいいスタートで日曜日に優勝するチャンスを作れた。今年も同じ機会を作れるようにしていきたい」。マスターズ史上最多の5ストローク差を持って予選を通過してもまだ何が起こるかわからない。昨年は史上最年少記録を逃し、今年は史上最少ストローク記録を打ち立てた。たった2度目の出場だけど、誰よりも濃い6ラウンドを過ごした21歳。魔女の棲むオーガスタの怖さは十分わかっている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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