『演じることってどんな経験もプラスになる』


――今回演じたキイラは“普通の女の子”でいたい、“普通に恋したい”と悩む女性ですけど、桐谷さんご自身は女優という立場であるが故に何かを我慢したり、“普通でありたい”と思うことはありますか? 先日、大学を卒業された際にもブログで「普通の女の子としての時間が楽しかった」と綴られていましたが…。

S__6685023桐谷:あらためて“普通でいよう”とは思っていなくて、いつでも“普通”だとは思っています。でも、この仕事をしていると我慢することは多いのかなとも思いますよね。
それこそ大学を休学していたこともそうですし、もっと小さいことで言えば友達と旅行に行く予定だったのに私だけ行けなかった…とか。今の私にはできないこともたくさんありますけど、でも、その代わりにこういうお仕事をさせていただいているからそれはいいのかなと思っています。

――NEWS ZEROのキャスターとして同世代に会うことなども刺激になったりするのでは?

桐谷:取材させていただく方って世界で戦っている同世代だったり、伝統を守ろうとしている同世代、新たなことに挑戦してる同世代だったりするので、自分とは全然違うジャンルの方とお話できることはすごい刺激になりますね。みなさんと会っていることで、女優にプラスになっているかどうか直接的にはわからないですけど、演じることってどんな経験もプラスになると思うんですよね。どんなことも身になっているんだと思います。
女優もキャスターもモデルも、やっていることは全然違いますけど、自分ができる範囲のことで一生懸命やっているからバランスがとれているんじゃないかなと自分では思っています。欲張りですけど、これからもそんなスタンスでやっていけたらいいなと思っています。


『子供にも本気で一緒に遊んでくれるような人が理想(笑)』


――桐谷さんの結婚観、理想の夫婦像も教えてください。「恋する♡ヴァンパイア」では田辺誠一さん、大塚寧々さん夫妻が劇中でも夫婦役で出演されていましたが、お二人の印象はどうでしたか? 


桐谷:おふたりだけの空気感が本当にすごい素敵でしたね。現場で「ここはこうしたらいんじゃない?」「いやこっちがいいんじゃない」とかやりとりをされている姿を見て、「ああ、これが夫婦なんだ」とちょっと憧れましたね。私の理想の夫婦は、家の中で本気でゲームを一緒にやってくれる人…です(笑)。デートも家がいいタイプなので、たまに外に行くのはいいですけど、子供にも妥協しないで本気で一緒に遊んでくれるような人が理想ですね(笑)。

――最後に、「Peachy」とは「ゴキゲン」という意味の英語のスラングなんですが、今、桐谷さんのゴキゲン・Happyの源になっているものはありますか?

桐谷:犬ですね。愛犬と遊んでる時間が楽しいし癒されています。うちの子はちゃんと出迎えてくれるので(笑)。


『恋する♡ヴァンパイア』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。
『恋する♡ヴァンパイア』公式サイト:http://love-vampire.com/


撮影:平岩亨
取材・文:木村友美

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