『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』 ©2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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5月9日から全国で公開される原恵一監督の長編アニメーション映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』の主題歌が、椎名林檎の“最果てが見たい”になることがわかった。

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同曲は、2014年に椎名が石川さゆりのアルバム『X -Cross II-』に提供した楽曲のセルフカバー。原監督は、映画の原作者・杉浦日向子が椎名の曲をよく聴いていたことから椎名に主題歌を依頼し、オファーを受けた椎名が、「この曲は、富士を望む東海道で生まれたナンバーで、大胆かつ繊細な映画のアニメーションを拝見して僭越ながら好相性なのではと感じた」という理由から同曲を原監督に提案したという。

原監督は同曲について、「椎名さんの持つロックな要素と歌詞が映画に合うと感じた」と太鼓判を押している。同曲は、5月13日から配信リリース。あわせて同曲をダウンロードできる「うたコード」付のタオルがタワーレコード限定で発売される。なお、椎名が映画の主題歌を手掛けるのは、蜷川実花監督の『さくらん』以来、約8年ぶりとのこと。

『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』は、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の『百日紅』をもとにした作品。江戸を舞台に、葛飾北斎の娘で浮世絵師のお栄が、父・北斎や仲間たちとともに自由闊達に暮らす様子を描いた作品だ。主人公のお栄の声を担当する杏や、北斎役の松重豊に加え、濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春らが声優陣に名を連ねている。

なお、同作の公開に先駆けて、4月21日には原監督のトークショーが大阪・Loft PlusOne Westで開催。同作の制作秘話などが語られるという。

■椎名林檎のコメント
この度はありがとうございました。銘作へ参加させていただき光栄です。
“最果てが見たい”は、富士を望む東海道で生まれたナンバーです。大胆かつ繊細な映画のアニメーションを拝見して、僭越ながら「好相性なのでは」と、感じた次第です。
それから、このナンバーをはじめに唄ってくださった石川さゆり女史は『百日紅』の原作者で居られる杉浦日向子先生と、奇しくも同じ年のお生まれです。そんなそこはかとないご縁を感じさせる詞曲を、今回は敢えて江戸前/渋好みに仕上げたつもりです。
ほんとうにおしゃれな杉浦先生がいま、どこかからか見張ってくださっていると想像しながらもどうしても、生きてご覧いただきたかった・・いちどでも。お会いしてお話させていただきたかった・・と、感じ、淋しさに襲われます。が、この曲の詞にある、「生命を越えて本当の未踏の地へ」向かうということ。それは、素敵だったどなたかが、もしもいま、まだお元気でいらしたら、何を見て何を思い、何を目指していらっしゃるだろう。それを考え、恥じ、省み、やっぱり生きることなのだと思い至るのでした。
出会い、別れ、生きて死ぬ。そんな我々のための映画です。みなさんの人生のどこかにきっと、寄り添ってくれますように。草々