W杯2次予選進出のブータンが日本との対戦を熱望! そのワケは?

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 親日国としても知られるブータン王国は、来週火曜日にクアラルンプールで行われる2018年ワールドカップロシア大会アジア2次予選抽選会で日本と同じ組になることを熱望している。

 日本人の築舘範男氏が監督を務めるブータン代表はアジア1次予選でスリランカを下し、2次予選に進出。予選抽選を前に『REUTERS』の取材に応じたブータンサッカー連盟のプンツォ・ワンディ氏はこう語った。

「ここにいる人々は日本(との対戦)を望んでいます。なぜなら、若者の多くがカガワのファンだからです。それは彼がマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたからです」

「日本がファーストチョイスになるでしょう、特に我々の選手たちにとって。選手たちはもし彼らとプレーできれば、それは夢が叶うようなことと言っていました。彼らにとってヒーローだからです。私達は彼ら(日本)を見て育ちました」

 ブータン代表にとって日本との対戦は資金面でも大きな魅力である。同連盟のマーケティング面も統括しているというワンディ氏は「もし我々がオーストラリアや日本、もしくは韓国と当たれば、そこからTV視聴者を得ることができるし、いくらか資金を得ることができる」と述べ、「もし日本がここに来れば、私たちは大変なお金を得られるでしょう」と笑顔で本音を明かした。

 ブータンにおいて、サッカーは国民的人気競技であるアーチェリーと争うほど関心が高まっている。スリランカとの1次予選2ndレグではブータンの首都ティンプーにあるチャンリミタン・スタジアムに2万人もの観衆が来場。ブータンのサッカーファンたちはこれまでイングランドのプレミアリーグに目を向けていたが、スリランカとの熱戦の後に状況が変わったという。

 7チームが所属する国内リーグはこれまで100人ほどのファンしかいなかったが、ワンディ氏や代表チームのプロモーションの成果によって現在はスタジアムに6000人ほどのファンが集まるようになったという。その盛り上がりによって、これまで資金援助をしていなかった政府もサポートを確約。ホームで4試合行われるW杯予選を前にチャンリミタン・スタジアムは修繕工事が行われるようだ。

 ワンディ氏はW杯予選でアジアの強豪国と戦うことはブータンサッカー界にとって大きな“前進”であると語る。

「ブータンにとって非常に大きな成果となるでしょう。サッカーは今、本当に凄まじいペースで突き進んでいます。私達はW杯には決して行くことができないと分かっていますが、アジアのビッグネームである日本やオーストラリア、韓国と対戦したい。これは我がチームにとって、そしてブータンの人々にとって一度のチャンスなのです」

 日本代表との対戦を夢見るブータンの希望は叶うか。アジア2次予選の抽選会は来週14日にクアラルンプールで行われる。

(記事提供:Qoly)