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「景色と時間を楽しんでいるんだから、この程度の味でよしとしよう」、「リゾートなんだから、値段の選択肢がないことは仕方ない」。僕だけかもしれないが、リゾートのダイニングに「妥協」という単語が浮かぶことがある。そんな敏感な舌を持っているわけでもないのにね。正直、リゾート・ワールド・セントーサも、そこまで期待していなかった。世界最大級の水族館の水槽の脇で食事できるレストランなら、多少のことは我慢できるのではないかと。

しかし、大間違いだった。世界最多のミシュランの星を持つ男「ジョエル・ロブション」は、タイプの違う二軒の店「ジョエル・ロブション レストラン」と「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」を出していたり、セレブリティ・シェフ、ススール・リーの北米以外で初の高級中華料理を提供する「トゥン・ロック・ヒーン」など、話題のレストランも集まっている。いずれも「あなたは、今までどこのリゾートに行っていたんですか?」と聞かれそうな程、レベルが高い。

写真上:「King crab on a turnip disc with sweet and sour sauce」ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションより。

セレブリティ・シェフが繰り出す一皿から、
東南アジアのエキゾチックフードまで。


鉄人シェフ(「料理の鉄人」のアメリカ版)の実績を持つ女性シェフ「キャット・コーラ」(写真右)が繰り出す真空調理したサーモンは、しっとり、繊細な味わいで舌を満足させ、もちろん目は、マンタなどがゆったり泳ぐ水槽を満喫し、「妥協」の単語など全く頭に浮かばす、最高の時空間を堪能した。

そして、「マレーシア・フード・ストリート」の存在も嬉しい。リゾートは隔離された場所であることが、一つの魅力だが、旅の醍醐味である現地の大衆の味まで隔離されてしまうことがある。それが、ここには、1970年代の屋台料理をテーマに作られたシンガポール流に言えば、ホーカーセンター(廉価の飲食店屋台や店舗を集めた屋外複合施設)がある。マレーシア国内に実際、存在する屋台に交渉して集めたらしい。

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漢方薬のスパイスなどで肉を煮込んだ薬膳料理「バクテー(肉骨茶)」、魚の頭を煮込んだ「フィッシュヘッドカレー」、マレーシア流焼きそば「ホッケンミー」、漢方系のゼリーやところてんののった栄養価の高いかき氷「アイスカチャン」や「チェンドル」など、バリエーションが多く、健康的な現地の味も充実している。
一流シェフの味も楽しいが、現地の大衆の味を楽しむことができることも大きな魅力である。

(4)HOTELへ続く。

INFO:
リゾート・ワールド・セントーサ(Resorts World Sentosa) 
8 Sentosa Gateway, Sentosa Island Singapore 098269
Tel:+ 65 6577 8888
取材協力・写真提供=リゾート・ワールド・セントーサ、text Ishiko

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