後継者問題の相談相手

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エヌエヌ生命保険は2015年4月6日、産学連携共同研究プロジェクト「中堅・中小企業の事業承継に関する調査研究」の結果を発表した。法政大学大学院中小企業研究所と共同で行った研究だ。

「後継者の検討」常に考えているのは4割

2014年版「中小企業白書」(中小企業庁)によると、休廃業や解散する中小企業が増加傾向にあり、その主要因として「経営者の高齢化」が挙げられている。調査結果は、高齢化をめぐる事業承継の課題を浮き彫りにしている。

高齢化で一番懸念されるのは「跡継ぎ」だ。調査では「後継者の検討状況」について、40%が「常に考えている」、31.4%が「時々考えている」と回答した。しかし一方で、「後継者問題の相談相手」については、「特に相談相手はいない」が36.5%を占めている。

後継者に事業承継するにあたっての課題は、「経営者の経営能力向上」、「後継者の人間力向上」、「後継者が未定(有力者が不在)」の順。調査結果を通して、経営者の苦悩が浮かび上がってくる。

調査は14年7月15日〜8月12日に、郵送とウェブで実施。全国の中堅・中小企業(従業員数10人以上1000人未満)の代表取締役社長727人を対象に行われた。