7日、東京辰巳国際水泳場では第91回日本選手権水泳競技大会が開催される。リオデジャネイロ五輪出場に際し、大きなウェイトを占める今夏の世界水泳選手権代表選考会を兼ねている大会だけに選手も並々ならぬ意気込みで臨む。

その一人がアテネ&北京五輪の100m/200m平泳ぎ金メダリスト・北島康介だろう。

6日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では「復活へ・・・北島康介密着」と題し、今大会に向けて2008年以来7年ぶりとなる米国アリゾナ州フラッグスタッフでの高地トレーニングに臨んだ北島に密着した様子を伝えている。

だが、そのトレーニング中、右足の付け根を痛めるアクシデントに見舞われた北島。ブレストのキックがままならない状況ながら、他の泳ぎで追い込んでいくものの、平井伯昌コーチに「ブレストやってもいいですか?」と焦りをうかがわせる場面も。

それでも首を縦に振らない平井コーチだが、番組のカメラには「(これまでも)すねが張って膝が痛くなって股関節まわりが張るなんていうルーティンはあった。そうすると良くなってくる。痛めるだけちゃんと蹴れてきている」と成果を口にする。

すると、北島自身も「自分の回復力や勢いは若い時と比べてだいぶ劣っている」と前置きしながらも、「無理はいくらでもできると思うんですけど、それを抑えて。諦めることなく良くしていきたい」と自ら言い聞かせるように話した。

大会前日の練習でも右足を気にする素振りを見せた北島だが、会見では「自分がどんなレースができるのか。ここまでくる過程を少しでも楽しめたっていうのもあるし、あとは表現するだけ。今の状態で最高の泳ぎをする自信は多少ある」とも――。32歳の五輪再挑戦へ、競泳界のキングはどのようなレースを見せるか。