インテルにとってマウロ・イカルディはどれほど重要な選手だろうか。数字で見てみよう。

イカルディが先発出場しなかったセリエAでのここ5試合で、インテルは勝ち点4しか挙げていない。カリアリ、ローマ、サッスオーロとの試合では敗れ、パルマとのホームゲームも落胆のドローに終わった。勝利を収めたのは敵地でのアタランタ戦だけだ。

4日のパルマ戦でもイカルディの不在はあまりにも大きかった。ロドリゴ・パラシオ、ゲオルゲ・プスカシュ、ジェルダン・シャチリ、マテオ・コバチッチ、ルーカス・ポドルスキ、エルナネスはあまり多くをやれなかった。結果、インテルはフレディ・グアリンのシュート、それもディフレクションの末のゴールを一つ決めただけだ。

イカルディがいないと、ロベルト・マンチーニ監督には多くの代案がないのである。初めてインテルを率いたときは、ズラタン・イブラヒモビッチ、フリオ・クルス、エルナン・クレスポ、アドリアーノと多くのオプションがあったのだが…。

今のインテルは、イカルディがいないとゴールを決めることにとても苦労している。パラシオは以前ほど決定力がなく、シャチリはまだ流れの中からゴールを決めていない。ポドルスキはここまで「謎の物体」だ。若手のプスカシュに多くを求めるのは、正直なところ酷というものである。

パルマ戦のドローは、新たに疑問符をつけることとなった。イカルディとインテルは以前から契約延長を交渉しており、選手はまだ合意に達しておらず、国外からのオファーを検討するかもしれないとことを明かしている。

そのオファーが届くのは自然なことだ。22歳ですでにプロとして40得点を挙げていれば、見過ごされるはずもない。そこで疑問が出てくるのである。今のインテルはイカルディを欠くことができるのだろうか? 現時点で答えは明らかにノーだ。