エコロジーオンラインのブースで来場者に環境問題の大切さを訴える上岡裕さん

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 4月1日、東京・代々木公園で無料音楽イベント「みんなとうた」が開催されました。同イベントは、昨年4月から始まった、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の設立40周年記念イベントの一環として行われ、1年間の締めくくりとして企画されたもの。

 イベントでは奥田民生さんや木村カエラさん、PUFFYなどSMA所属のアーティストが多数出演するフリーライブを中心に、お笑いライブなどが披露されました。

 一方、会場内には、誰でもオーディションを受けられるブースや楽器を借りてレコーディングできるブース、奥田民生さんとYO-KINGさんの発案したラーメンが食べられる「SMA40th 大感謝屋台」など、ライブ以外にも楽しめる"仕掛け"が盛りだくさん。

 そんななか、興味深かったのが、地球環境問題に関する情報配信サイト「Ecology Online(エコロジーオンライン)」のブース。ここでは、太陽光発電による携帯電話充電サービスのほか、子供向けの再生可能エネルギーに関するワークショップなどが開かれました。また、環境問題をテーマにした絵本『ヤマネのナノのぼうけん』も販売。

 本書は、NPO法人「エコロジーオンライン」代表の上岡裕さんが手掛けた一冊。ヤマネズミの主人公ナノが町へ行き、人間の生活に「あかり」が必要だということを知って、太陽の光を集めに様々な活動をしていくというストーリーです。巻末では、自然エネルギーについての詳しい解説も。

 この日、自らブースに立った上岡さんに、本書についてお話を伺いました。

「日本の環境問題は、今後30年も40年も掛けて取り組んでいくもの。小さい子どもたちにも今のうちから理解してもらえるように絵本にしました。主人公を小さなヤマネズミにしたのは、地球規模からすると個人の活動はとても小さいことを表すため。個人の活動は大したことはないかもしれないが、それが集まれば役に立つ。そんな思いを小さな動物に例えたのです」

「環境問題」を考える際、「自分一人だけではどうにもならない」とネガティブに捉え、結局、何もしない......というケースもままあると思います。しかし、この日、イベントに訪れた1万5千人のお客さんのうちの何人かが、「何か」をしようと本気で動き始めること――それが、とても大切なことなのではないでしょうか。