円安から円高へ変わる春、今年はどうか?
 4月が始まった。ところで、ドル円は3月と4月に逆方向に動きやすい。過去10年間で、何と8年が3月と4月のドル円は逆方向の展開となった<資料参照>。

 そんなドル円の「潮目の変化」は、4月初めに起こることが多かった。とくに4月初めは、年間のドルの高値、円の安値を記録することが多かった。円安から円高への変化の起こることの多かった春だが、さて今年はどうか?

 今年も春を境に円安から円高へ変化するのか。手掛かりの一つは米株の動きではないか。そんな米株はこのところめっきりドル高に弱くなってきた。ここに来て、3月FOMCを前後し一服した感じのあったユーロ安に、再燃の兆しがあるが、かりにユーロ安・ドル高が再燃したら、米株は耐えられるだろうか。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=31794

 3月に入ってからのユーロドルとNYダウの騰落は77%の確率で一致した。ただこれをユーロ安とユーロ高に分けてみると、ユーロ安・NYダウ下落となったのは12回中の10回で一致率は83%。一方ユーロ高・NYダウ上昇で一致した確率は10回中7回で70%。

 ちなみに2月は、ユーロ安・NYダウ下落で一致した確率は10回中6回で60%。以上のように見ると、ユーロ安だとNYダウが下落する確率が3月に入って高くなっていることがわかる。いうまでもなく、NYダウが嫌気したのはユーロ安ではなくドル高だろう。

 そんなドル高は、3月FOMCを前後し一服した形となっていたが、ここに来て再燃の兆しがある。ユーロ安・ドル高の動きは、4月の米株の行方を考える上でも一つの鍵になりそうだ。そしてそんな米株の行方が、円安から円高への変化が起こるかを考える上での手掛かりではないか。(了)

◆4月の会場及びWEBセミナーのご案内
4月8日=「100万ドルナイト」為替短中期予想セミナー
4月15日=「為替の学校」FXアカデミア予測編第1部
4月16日=「為替の学校」FXアカデミア予測編第2部
4月25日=「為替の学校」FXアカデミア1day
http://www.m2j.co.jp/seminar/

【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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