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統一地方選挙が近づいてきた。だが事前の雰囲気は今ひとつ盛り上がりに欠ける。現職の首長への複数の政党の"相乗り"が多かったり、共産党の候補と現職候補との一騎打ちだったりするので「選択のしようがない」ということもあるのかもしれない。

○苦渋の選択

ビジネス(マネジメント)との関連であえて考えてみる。

ビジネスをしていく上では、日々何らかの決断を行い、結論を出して前に進んでいかないといけない。必ずしも最善ではないことが明らかな選択を迫れることも頻繁にある。恐らく「最善ではない選択」ではないが、いまこの場で選択(決断)しないことで「最悪の事態になる」可能性がある場合など、時間の制約がある場合には、苦渋の選択を迫られることが日常的にある。

選挙の場合も私は同じように考えている。

必ずしもこの政党、この候補者に投票することがベストとは思えない。自分が投票したところで何かが変わるとも思えない。自分の一票で当落や優勢劣勢が変わるわけでもない。ただ、今自分が選択しないことが、いつか「最悪の事態になる」可能性はある。だから今決断をしないといけない。

イギリスの元首相チャーチルの有名な「民主政治は最悪の政治形態である。これまで試みられた他の形態を除いては」という言葉の意味をふと思い出す。「よりまし」な方に投票することが必ずしも良いことかと問われれば、そうとも言い切れない。しかし、投票しないことがベストの選択かと問われれば、それだけはないと断言できる。

いま世界中で民主主義や民主政治が劇的に変わろうとしている。日本はまだまだ「よりまし」なのかもしれないが、民主主義というのは、かくも面倒くさい制度なのだ。

「最悪な事態にならない」ことを願いつつ投票には必ず行こうと思う。

<著者プロフィール>片岡英彦1970年9月6日 東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。