45mスーパーゴールの柴崎、トップ下での出場に「いろんなアイデアが浮かんでくる」

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[3.31 JALチャレンジ杯 日本5-1ウズベキスタン 味スタ]

 MF柴崎岳(鹿島)がハリルジャパンでのデビュー戦となったウズベキスタン戦で約45mの超ロングシュートを決め、存在感を示した。

 MF香川真司と交代でピッチに入ってから11分後の後半35分だった。相手セットプレーのカウンターから高い位置に残っていた柴崎にボールが来ると、センターサークル近くまで飛び出してきた相手GKの頭上を越すロングループシュートを決めた。

「GK(が出てきたのは)は見えていた。かわそうかどうしようか迷ったが、オカさん(岡崎慎司)の“アシスト”もあって決めることができて良かった」

 遠めからでも常にゴールを見る。それは鹿島でも意識していることだ。思い出すのは昨年8月16日の甲府戦。キックオフ直後のプレーで、35mの無回転長距離シュートを決めた。

 鹿島と言えば、同じポジションのベテランMF小笠原満男が、ジーコジャパン時代の06年2月18日に行われたフィンランド戦で58mの超ロングシュートを決めている。先輩には距離で及ばなかったが、アギーレジャパン時代に代表デビューを果たしてから7試合で3得点。FWなみのハイペースはアピール力十分だ。

 ただし、本人は至って控えめだ。「まだまだ監督の要求するサッカーには到達できていないと思う。チームとして得点やチャンスを多くつくりはしたけど、チームとしても僕個人としても、監督のやりたいサッカーに到達できたというレベルではない」と自戒を込めて言う。

 ポジションはボランチではなく、トップ下だった。しかし、本人の中では想定内。「ミーティングの中から、出るならボランチかトップ下だと言われていたので、どちらでも準備はしていた。どのポジションで出ても役割をまっとうする自信はある」と胸を張る。

 代表のトップ下でプレーし、新たな刺激も受けた。「攻撃が速いのでシンキングスピードも上げないといけない。日本のトップレベルの選手が集まっているところなので、いろんなアイデアが浮かんでくる」と目を輝かせた。

 

 ハリルジャパンになり、最初の合宿が終わった。「一番の収穫は監督のやりたいサッカーを間近で感じて、サッカーをやることができたこと。監督が日本代表をどうしたいのかという意志を間近で感じることができたのが一番良かった」と振り返る。

 そのうえで感じているのは「自分のレベルはそういうところに到達していない」ということ。「次も呼ばれていきたいし、日本代表から離れている間が勝負かな」と、すぐに再開するJリーグに目を向けた。

(取材・文 矢内由美子)