“スマホの次”はBluetooth連動の子供向けお散歩シューズ 『au未来研究所』がニューバランスと『FUMM(フーム)』コンセプトモデルを発表

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「“スマホの次”を発明する」をテーマに2014年度の活動を展開してきたKDDIの仮想オープンラボラトリー『au未来研究所』は、プロジェクトの成果物となるコンセプトモデルを3月30日に発表。ニューバランスと共同で開発した、Bluetooth連動の子供向けお散歩シューズ『FUMM(フーム)』をお披露目しました。


『au未来研究所』は、オンラインブレストの場となるオープンラボラトリーやキュレーションマガジンなどを提供するウェブサイトと並行して、ユーザーが参加するハッカソンを実施してきました。2014年度のキックオフミーティングは以前、記事でご紹介しています。

参考記事:
“スマホの次”への模索始まる 『au未来研究所』が2014年度活動のキックオフミーティング開催
http://getnews.jp/archives/642927


「衣」「食」「住」をテーマに開催されたハッカソンから、15個のプロトタイプが作成され、コンセプトモデルの制作に至ったのが「いつものお散歩が、冒険に。」をコンセプトにした『FUMM』。


『au未来研究所』はKDDIと“生活者(ユーザー)”、そして外部パートナーの3者で“共創”を行うのが特徴で、『FUMM』の開発パートナーにはニューバランス ジャパンが参加。子供向け製品の市場で人気があり、デザインが洗練されている同社にKDDIが打診したところ、子供たちが体を動かすことで健康に幸せであることを願う『NB Spark Start』プロジェクトをグローバルで展開しているニューバランスがこれに賛同、協力することになったとのこと。


KDDIコミュニケーション本部 宣伝部 担当部長の塚本陽一氏が箱から出して『FUMM』がお披露目されました。ニューバランスのライトウェイトトレーニングシューズ『620』のキッズバージョン『KV620』をベースに、4種類のセンサーを搭載したウェアラブルデバイスとなっています。


中敷きのつま先とかかとに取り付けられた感圧センサーは、重心がかかっていることを検知。着地している、もしくは足が浮いている状態を判定できます。ソールの土踏まず部分にはカラーセンサーを搭載。地面の色を検出することができます。ベロクロ部分には加速度センサーと気圧センサーを搭載し、足の動きや階段の上り下りを検出可能。これらセンサーが検出した情報がBluetooth経由でスマートフォンに送信され、親が持っているスマートフォンアプリ側が音を出すなど反応します。遊び以外にも、Bluetoothの信号の有無により、子供が離れたときに警告する“見守り”用途にも利用可能。



発表会にはゲストとしてタレントの藤本美貴さんが、『FUMM』プロモーション動画に出演する子役タレント、阿由葉さら紗(あゆば・さらさ)ちゃんを伴って登場。さら紗ちゃんは『FUMM』を着用しています。




遊び方の実例として、床の色に割り当てられた動物の鳴き声を当てる『動物ジャンプ』が実演されました。床に描かれた黄色のイラストに『FUMM』を履いて飛び乗ると……。


感圧センサーとカラーセンサーの情報を受け取ったスマートフォンのアプリ上にライオンが現れて「ガオー!」。黄色はライオンと認識できる、というもの。親子のコミュニケーションを意識した4種類の遊びが用意されています。



『電車で出発進行』は、2種類の台に乗ることで“電車”と“汽車”に乗り換えができ、線路の上を歩いたり走ると電車なら「ガタン」「ゴトン」、汽車なら「シュッシュ」「シュッシュ」という音がアプリ上で再生されます。


タッチ&トライコーナーで遊ぶ子供たちも本当に楽しそう。筆者も娘と一緒に遊んでみたいです!



これらの遊びはユーザーがオリジナルの遊びを作成してウェブ上に公開、アプリにダウンロードして遊べるプラットフォーム構想も検討しているとのこと。これには藤本さんも「親子の会話が増えますね」と興味津々。「想像力が豊かになると思う。すぐにでも販売して欲しいですね」と期待を寄せています。


発表会にはハッカソンで『FUMM』の発案者となったメンバーである、まさきち氏、まどか氏、つのし、chikaike氏、Yazoo氏が登壇。「姉が外出するとき子供をだっこするのが大変で、楽しく外出できるものを考えた」(まどか氏)という開発の背景、「子供は電車ごっこや怪獣ごっこが大好きなので、遊びの世界を広げられたらいい」(つの氏)という今後の可能性について語りました。

あくまでコンセプトモデルのなので製品化は未定だそうですが、発売されたらすぐに子供と使ってみたい、と思う人も多いのでは。現在対象に考えている3〜5歳の子供は成長が早く、靴のサイズもすぐに変わってしまいますが、製品化する際にはセンサを内蔵式ではなくアタッチメント化する、機能を絞り込んで耐久性を持たせるなど、製品化に向けての課題も既に検討している模様。

大人向けにも、目が不自由な人の歩行をサポートする、スマートハウスと連動して靴の操作で家のカギを開けたり電気をつけるなど、幅広い用途への展開も検討しているそうです。今後の展開が気になる人は、『au未来研究所』のサイトをチェックしておきましょう。



コンセプトモデル「FUMM」 | au未来研究所
http://aufl.kddi.com/openlab/fumm

【au未来研究所】FUMM(フーム)(YouTube)
https://youtu.be/CnLuTXz_DDM

au未来研究所
http://aufl.kddi.com/