アラフォー世代になると増えてくるのが、同窓会。ただ、卒業して20年以上も経つと行方知れずの友人も多く、何の気なしに幹事を引き受けて途方に暮れる人も多いという。そんな幹事を助けてくれるサービスが今、大盛況だ。出欠確認から場所の手配、当日の司会、記念写真送付など、幹事に代わって同窓会を全面的にサポートする“同窓会代行業”の現場に潜入してみた。

 今回潜入した同窓会は、25年前の中学卒業以来初の開催だという。しかし、周りに推されて感じ代表になったAさんは「同窓会の準備は楽じゃない。当日も酔いたいし…」と代行を依頼。そして、この代行を受けることとなった“同窓会代行業者”「同窓会ネット」の倉田洋一さんが、会全般を取り仕切る。

「幹事が6人いて、全員で打ち合わせするのが難しくて、同窓会代行をお願いすることに。いちばんのネックだった出欠確認も、スムーズでした」

 そうAさんは言っていたが、今回、彼らが選んだのは準備も含め1次会をお任せできる『スタンダードプラン』(参加者1人当たり8000円〜)に2次会手配(3000円〜)をプラス。事前の出欠から場所決めなどもしてくれ大助かりだ。

 当日は、業者2人でお世話にあたる。スタッフの耳塚香央里さんが受付を担当。笑顔でお出迎えをするその横で幹事の女性が、後日発送される記念写真の宛先を記入してもらっている。会場のあちこちで歓声が。そんななか、倉田さんは先生がたを会場へ案内しお酌をしていた。

 いよいよ開式。倉田さんはマイクを握り、司会に変身! 歓談中の先生の席には、当時の集合写真を並べる気遣いが。倉田さんは会場を動き回り、冗談を言いつつシャッターチャンスを逃さない。

 メーンイベントのタイムカプセルを開ける場面では、幹事が事前に掘り起こして様子を収めた映像が流れ始める。

 なかには学校でエッチなビデオを見た反省文や、25年後の自分に宛てた作文などが入っていた。“作文に書いた通り、しがないサラリーマンの妻です”という人もいて大盛況だ。

 その後、先生へ記念品贈呈と挨拶が続き、校歌斉唱。受付でもらった歌詞カードを見てもバラバラだった歌声は、リードして歌う人の登場でひとつに。部外者の記者も思わずじ〜んとしてしまった。

 共同作業を終えて団結した後は記念写真撮影会。ここでも倉田さんは場を盛り上げ、みんなを笑顔にしていた。こうして2時間が経過。

「そろそろ2次会へどうぞ!」

 という、倉田さんのひと言で、参加者は移動準備開始。

「2次会は途中で帰る人がいて、会計が曖昧になりがち。ですが、2次会込みのプランなので、会計トラブルもなく、幹事のみなさんが大金を持ち歩く必要もありません」

 飲み会であれ、同窓会であれ、幹事は飲み食いしづらいもの。だが、今回は仲間と楽しく語らっていた。準備だけでなく、当日も楽しめるのだ。みんなが会場を後にすると、カメラを下げた倉田さんは2次会の店へ足早に去って行った。

※女性セブン2015年4月9・16日号