「ついに米経済もダメ」、1998年の二の舞の懸念は!?
 最近にかけて世界経済は、中国を筆頭とした新興国は勢いを失い、先進国でも日欧が低迷する中、米経済だけはかろうじて大丈夫で金融政策も正常化を目指しているといった状況が続いてきた。それが、ついに「米経済もダメ」となったら、世界経済はどうなるだろうか。

 それは果たして杞憂だろうか。今月に入り、ドル高にめっきり弱くなった米株を見ると、必ずしも杞憂ではないのではないか。3月以降、27日までの段階でユーロ安・ドル高になったのは10営業日あったが、そのうち9営業日でNYダウは下落した<資料参照>。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=31359

 それでも、ユーロ高・ドル安だと、何とか米株高の反応となっていたところ、先週はドル安でも米株が好感し切れず下落することが増えた。これは、3月末という四半期末の影響なのか、それとも「ついに米経済もダメ」となり出したことを示すものなのか。

 仮に、世界経済の数少ない希望のような米経済もいよいよダメとなったら、何が起こるだろうか。1998年9月、当時のグリーンスパンFRB議長が、「米経済だけが繁栄のオアシスでいられる保証はない」と語ったケースが似た局面だったのではないか。

 1998年の場合は、その後大手ヘッジファンド破たん、中南米クライシスなど金融危機が展開するところとなった。それを考えると、今回の場合も「ついに米経済もダメ」となるようなら、マーケットは注意する必要があるのではないか。(了)

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【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

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