初戦2得点を奪ったヒーローに、2試合目の出場機会は与えられなかった。U-22代表FW野津田岳人(広島)は、「試合に出たいという気持ちはあった」と唇を噛みながらも、「最終戦にしっかり準備して臨むだけです」と31日に行われる第3戦U-22マレーシア戦への出場に意欲を燃やしている。

 マレーシア戦の前日練習はスコールと雷の影響により、わずか10分で中止に。あまりの土砂降りに野津田は「ビックリしました。雨は半端なかったですけど、気持ち良かったですね」と笑って答えたものの、「(マレーシアに入って2週間以上が経ち)慣れたと思っていましたけど、今日の雷は一番怖かったです」と大きな音をとどろかせる雷に驚きを隠せなかったようだ。

 この日、脳震盪の影響で帰国するDF岩波拓也(神戸)、そして所属クラブの意向により2試合限定出場となっていたFW南野拓実(ザルツブルク)の2人がチームを離れた。野津田は「起きたら、2人とももういなくなっていて…」と苦笑したが、2人の思いはしっかりと受け取っていると話した。

「昨日、『予選を突破して、また会おう』という話はしました。2人からも食事のときに『頑張ってこい』『突破を決めてきてください』というあいさつがありました。ただ、拓実はちょっと恥ずかしがっていましたけどね(笑)」

 第2戦での出場機会はなかったものの、逆に「疲れはしっかり取れたし、コンディションは上がっている」とコンディションは万全。「練習試合を含めて点を取り続けられているので、この流れで続けて点を取れるようにできればいいと思うし、ドンドン狙っていきます」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)