AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)を戦っているU-22日本代表は30日、翌日に控えた第3戦U-22マレーシア戦に向けて前日練習を行った。

 しかし、練習開始となる17時前から雲行きが怪しくなり、ポツポツと雨が降り始めると、滝のようなスコールに。しかも、激しい雷が鳴るなど大荒れの天候となってしまう。すると、昨日U-22ベトナム戦の出場組は約10分で、さらに練習場に残っていたメンバーも約17分で練習場を後にすることとなり、前日練習はほとんど行われないまま終了を迎えた。

 これには手倉森誠監督も、「雷もきそうだなと思いながら、練習開始を17時に設定したら、見事に的中してしまいました(笑)。雷さまが練習をするな」と苦笑するしかなかったものの、「中1日での試合が続いてくたばっている選手はくたばっていました。練習をしなくていいんだと捉えて、明日の最終戦で力を振り絞れるようにしたい」と不測の事態も前向きに捉えようとしていた。

 第3戦の対戦相手となるマレーシアは、ラフさがあるということもあり、「パワーを持て余らせている選手を優先的に出場させようとしています」と話し、「1分も出場していない荒野と室屋は、絶対にフル出場でやってくれると思っています」と、ここまで出場機会のないFW荒野拓馬(札幌)とDF室屋成(明治大)の先発起用を明言。

 さらに、第2戦のU-22ベトナム戦で1トップに入ったFW久保裕也(ヤングボーイズ)の、トップ下での起用も明言している。久保は右足を負傷しているものの、「滅多にない機会だし、彼が少し無理をしてでもやれるというのであれば、短い時間でも試しておきたい気持ちでいます。今度は武蔵と組ませてみたい」と説明し、1トップにはFW鈴木武蔵(新潟)を据えて、最終戦に挑もうとしている。

 マレーシア戦では引き分け以上で予選突破(リオ五輪アジア一次予選突破)が決まる。「頭の中は整理されているので、あとは体だけ戻せればやってくれるだろうなと思います」と選手への信頼を示した。

(取材・文 折戸岳彦)