「アグレッシブにボールを奪うところ、ゾーンプレスも必要なところで正確に行なわせたいと思っています。そして前回よりももっとリスクを負って、ブロックをもう少し前へ上げたい。彼らには前に行きながらの守備を要求しています。チュニジア戦である程度できたと思いますが、このやり方を続けて、時間をかけて、組織的な、コレクティブなトレーニングを重ねて実現させていきたい。
 
 オフェンス面に関してですが、これも統計を見まして約550本のパスをやってきましたけど、39パーセントが1タッチで成功しています。正確な速いパスを前に出す、特にボールを奪った瞬間に、できるだけ最初のゾーンがかかっているところから出るということを要求しています。
 
 特に、できれば一番前のボールを受けやすい選手につなげと言っています。そしてペナルティエリア内ではもっとアグレッシブに行きなさいと言っています。ペナルティエリア付近でこちらがFKをもらう場面が少なかったんじゃないでしょうか。今回はホームですし、このチャンスをしっかりものにしたい。ペナルティエリアの中でも、その付近でも、FKをもらって直接入れるとか、そういうことを狙っていきたい。
 
 それからセンタリングに関しても、常にサイドの奥の部分だけでなく、アーリークロスを早めに入れることも要求しています。それから25メートル、30メートルでもミドルシュートを狙っていきたい。こういった少しのディテールですけども、トレーニングでトライして向上させていきたいと思います」
 
――次の合宿で人数を絞るとのことですが、監督が求める選手、生き残れる選手とは?
 
「まずは日本の中で良い選手を探したいと思います。海外でやっている選手も対象ですが、その時に良い(ベストの)選手を選ぶということです。もちろん人数は絞りますけど、おそらくGKは4人、フィールドプレーヤーは21〜22人を選びます。
 
 ただし、すべてを把握したわけではありません。海外でプレーしている選手を実際に現地に赴いて実際に見たいと思いますし、国内のリーグ戦もできるだけたくさん見たいともいます。ここには呼んでいませんが、すでに2、3人興味深い選手を見つけました。その選手に関しても、直接見たいと思います。
 
 まだ決定的な返答はしませんが、とにかく、より良い選手を選ぶということです。そして、日本代表は全員に開かれています。つまり、日本、海外を含めてすべての日本人選手に準備をしておいてくださいというメッセージです」