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ASOBIBAはこのほど、カプコンと共同で「バイオハザード リベレーションズ2×サバゲーフィールド ASOBIBA コラボイベント」を都内で開催した。

○夢のコラボレーション実現

同社は「都心で気軽にサバイバルゲームを」をスローガンとして、秋葉原やお台場、横浜などに店舗を展開。サバイバルゲーム(サバゲー)を楽しめるフィールドをプレーヤーたちに提供している。

今回のイベントは、カプコンの人気ゲームソフト「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード リベレーションズ2」のディスク版が3月19日に発売されたことに伴い、開催された。

ASOBIBAとカプコンがタッグを組んだことで、実際のサバゲーのフィールドで、バイオハザードの世界観をプレーヤーたちが体験することが可能となった。サバゲーとバイオハザードのどちらも好きという人には、夢のようなコラボレーションだろう。

○サバゲーフィールドにバイオの世界観

当日の同店舗も、すっかり"バイオハザード仕様"になっていた。直線距離が40m弱もある一方で、近接戦闘用エリアも備わっており、1つのフィールドでロングレンジ、ショートレンジのどちらのバトルも楽しめる。

フィールドは薄暗く、どこから敵が来るかわからずにいつもドキドキしながらプレーしていたゲームとそっくりだ!

随所に貼られている 「バイオハザード リベレーションズ2」に登場するモンスターたちのイラストも迫力満点。また、フィールドの中央付近にはべったりとした血のりが。よくよく目をこらしてみると、至る場所に血の痕跡があるではないか! こういう細かな演出、うれしいな〜

ASOBIBAの小谷翔一代表取締役CFOは「サバゲーのドキドキ感とかスリル感を考えたときに、最もシナジー(相乗効果)のあるバイオハザードさんの最新作とコラボできたことはとてもうれしく思います」と感慨深げ。その上で、今回のコラボによって実現した新ルールでのサバゲーに、「ゲームの主人公のようなドキドキ感を味わえると思います」と自信をのぞかせる。

「バイオハザード リベレーションズ2」とコラボレーションしたイベントは今後、秋葉原店舗をはじめ、板橋店や名古屋店などのASOBIBA店舗にて実施。「バイオハザードの世界観を感じられるフィールド」「ローライトの演出」「コラボオリジナルの特別ルール」などが味わえるゲームは、4月15日まで体験可能予定だという。

○服装だけは準備万端

同イベントでは、メディア向けの体験会も行われた。記者は前々からサバイバルゲームに興味を持っており、ASOBIBAの存在も知っていた。だが周囲にやっている人がいなかったため、なかなか同店に足を運べなかった。

ただ、この日は記者同様にサバゲー初心者のメディアも複数参加すると聞いていたし、バイオハザードも学生時代にはまっていたゲームだ。「楽しくないわけがない! 」といきりたって、人生初のサバゲーに参加した。

レンタルした迷彩服の上下に帽子、手袋、さらに最も大事な防弾用のマスクを身にまとい、格好だけは"臨戦態勢"だ。

普段はこんな映画に出てくるガスマスクのようなマスクを着ける機会が全くないため、ちょっと緊張。だが、ASOBIBAの渡邉徹シニアマネージャーは、「サバゲーで最も多い事故は失明です」と、マスク着用の重要性を説明する。

フィールドでゲーム終了となって、思わずその暑さからマスクを脱いでしまうことも厳禁。相手チームのプレーヤーがゲーム終了と認識していなかったら、マスクを外した瞬間に撃たれる可能性がある。実際に体験する際は必ず、「セフティゾーン」(ゲームをしない場所)でマスクを脱ぐようにしよう。

○まずはルールを学ぼう!

実際のゲームを体験する前に、まずはルール(レギュレーション)説明がなされた。

■相手を撃つ際は「ブラインドショット」を禁じる。物陰から腕などの体の一部を出してやみくもに撃つのではなく、身を乗り出して相手を目視してから撃つ

■弾が当たった際は、「ヒット」と大きく声を出して自ら申告し、右手をあげた状態で「ヒット通ります」と声に出しながら速やかにフィールドから出る

■自分の持っている銃や帽子のつばなどもヒットの対象となる

■ヒットされたにも関わらずゲームを続ける「ゾンビ行為」やゲーム中の相手への暴言は厳禁

これらがゲームをする上で大事なルールだ。

中でも、大きな声で「ヒット」とちゃんと宣言することがとても大切だ。もし「ヒット」ではなく、「痛い! 」と自分にしかわからない程度のうめき声をあげてしまったら、敵は「まだ弾が当たっていない」と判断し、さらに銃撃されて"ハチの巣"にされる可能性もある。

また、渡邉シニアマネージャーによると、「ヒット」は味方に与えることができる最後のヒントだという。どの場所で味方がやられたかを知ることで、どこに敵が潜んでいるか見当をつけることも可能だからだ。なるほど。奥が深い。

ひとしきり渡邉シニアマネージャーから説明が終わると、いよいよ"実戦"だ。レンタルされた銃を持つと、結構ズシリと重い。マガジンをセットし、実弾発射可能な状態になったと同時に、ある種の高揚感もかすかに感じた。

射撃は連射ができる「フルオート」ではなく、トリガーを1度引くと1発のBB弾が発射される「セミオート」に統一された。うん、そっちの方が緊張感があるな。

○撃つ前に撃たれ、挙げ句に瞬殺される

まずは、実戦慣れする意味合いもこめて、5〜6人で結成されたチーム同士での「ライフ無制限打ち合い」が行われた。敵にヒットされても、自陣の特定の場所に戻ることで何度でも"戦場"に戻ることが可能となる。「まずはサバゲーに慣れよう! 」。そう自らに言い聞かせた。

いざゲーム開始。自チームの他のメンバーについていき、障害物や物陰に隠れる。すっと身を乗り出し、向かいから迫ってくる相手チームの方をのぞく。誰もいない。その瞬間、「パパパパン」。銃撃戦が始まった。試しに、相手陣地に向けて一発撃ってみる。「パチン」。手に軽い衝撃が走る。よし、まずは相手陣地に近づいて敵を視認しよう。

息を潜めていた場所から、相手に見つからないように小走りで移動。相手陣地を確認するも、やはり敵は見当たらない。「1分経過! 」。渡邉シニアマネージャーの声が鳴り響く。残り2分。

「このままではダメだ。もっと近づいて相手を撃ちまくろう」。

そう思った直後、右手に衝撃が走る。

「…痛っ! ヒット! 」。

記念すべき初ヒットを見舞われる。どこから撃たれたのか。手袋の上からでも、結構な痛みが走る。くそっ。やられっぱなしでは終われない。復活するために自陣に戻り、再びフィールドに向かおうとしたその瞬間だった。

「いてっ! ヒット〜」。

まさに"瞬殺"だ。この薄暗いフィールドのどこから狙っているんだろうか。全然わからない。結局、このゲームは「撃つ前に撃たれる」という最悪のパターンで、全くサバゲーに慣れることなく終了してしまった。

○「明日に向かって撃て! 」を思い出す

迎えた2ゲーム目より、バイオハザードとのコラボによる新ルールが適用された。今回のゲームは、自チーム内の一人のメンバーを、他のメンバーで協力して相手チームの銃撃から守るというもの。その一人が敵に一度も撃たれることなく、相手陣地内の奥深くにある「市街地ゾーン」まで達することができれば、ミッションクリアとなる。個々のプレーはもちろんのこと、チームプレーが非常に求められるゲームだ。

いざゲームスタート。まずは「アタッカー」として、敵を減らすことに専念。相手チームが全滅すれば、当然何のリスクもなく味方が「市街地ゾーン」に入れるからだ。味方を守るチームは、1回までならヒットされてもOK。2回ヒットされたらゲームから除外される。

「まずはヒットさせよう」と意気込んだはいいが、あえなく1回ヒットされる。気落ちしている暇はない。自陣まで一度戻った後、残り1つのライフを携えて再びフィールドへ。既に"戦場"では激しい銃撃戦が繰り広げられている。

刻一刻とタイムアップが迫る中、「市街地ゾーン」まで行かなければならない味方は、まだちょうどフィールドの半分ほどしか進んでいなかった。残り時間が少ないこともあり、保護する味方と自分、もう1人のメンバーの計3人で捨て身の"特攻"に出る。隠れることを完全にやめ、一気にフィールドを走りぬけるのだ。

「見えた敵はすべて撃つ! 」。

そう思いながら、無数の銃を構えた警察が待ち構える場所に飛び出すラストが印象的な名画「明日に向かって撃て! 」を思い出した。だが、撃たれない。「あれ? あれれ? 」と感じているうちに、無事に味方が「市街地ゾーン」を突破。ミッションクリアとなった。どうやら、既に相手チームの大半が"死亡"となっていたようだ。むむっ。何もしていないのだが…。

○初ヒット成功、か?

そしてラストゲーム。今回のミッションクリアには、フィールド内に隠されている複数のキーナンバーを手に入れることがポイントとなる。そのキーナンバーを組み合わせた4ケタの数字を基に、相手陣地にある箱の鍵を開け、中に隠されているワクチンをゲットすれば見事、クリアとなる。おおっ! いかにもバイオハザードっぽいぞ。

さぁ、ラストゲーム開始。敵に見つからないよう、俊敏に滑り込みながらドラム缶の陰に隠れる。「まだこんな動きができたのか」とやや自分自身に驚きながら、相手をサーチ。ん? 敵らしい人影が見えた。よし。

「パチン、パチン」。

相手に狙いを定めて撃ちこんだ刹那だった。

「ヒット! 」。

相手陣地からヒットの声が聞こえた。ん? もしや自分が撃った弾に当たったのか? いや、気のせいだろう。先へ進もう。そして、またもや別の敵を発見。

「パン、パン」。「ヒット! 」。はっ、またもや自分が撃った直後にヒットの声が聞こえた。

勘違いかもしれないが、最終ゲームでは2人ほどヒットさせたのではないかと思う。だが、最後は隠れている最中に頭部にヒットされてジ・エンド。結局このゲームは、どちらのチームもミッションコンプリートとはならなかった。

すべてのゲームを終えると、マスクをしているということもあってか汗だくに。意外とダイエットにもいいかもしれないし、ゲーム後は不思議と爽やかな満足感に満たされていた。

そして最も感じたのは、「初めて会った人同士でもコミュニケーションが取りやすい」ということだ。特に第2、第3ゲームはチームで協力しないとミッションクリアとならなかったため、チームでゲーム前にいろいろと意見を交わした。

それだけに、見事にミッションを達成できたときは自然と拍手がわきあがり、味方同士で笑顔がこぼれた。ここにこそ、サバゲーの最大の魅力があるかもしれない。

○大人が「本気で遊べる」スポーツ

昨年、ASOBIBAの利用者は10万人を超えた。今やサバゲーは一部の人だけが楽しむための遊びではなく、一つの「スポーツ」として市民権を獲得しつつあるのではないか。それだけに、渡邉シニアマネージャーは「サバゲーをスポーツとして、もっと昇華させていきたい」と、次のステージを見据える。

実際に体験した感想としては、「とにかく純粋に楽しい」の一言。大人になって日々の仕事に追われるうちに、こんなにも本気で遊ぶことを忘れていたのかもしれない。

「非日常のスリルを味わいたい」「ストレス発散のために体を動かしたい」と考えている方は、一度近くのASOBIBAに足を運んでみてはいかがだろうか。

※本文のサバイバルゲーム中の写真は特別な許可を得て撮影されたものです

(岡崎洋介)