<キア・クラシック 最終日◇29日◇パークハイアット・アビアラGC(6,593ヤード・パー72)>
 今シーズンメジャー初戦への最後の切符をかけた大事な一戦「キア・クラシック」最終日。出場権を持っていなかった横峯さくらは優勝こそ逃したものの、トータル13アンダーの8位タイでフィニッシュ。滑り込みで来週開幕する「ANAインスピレーション」への最終便に搭乗した。
さくらの日本での戦いの模様を写真でプレーバック!
 米国ツアー参戦後初の最終日、最終組でのティオフだった。「緊張はしていたけど、ショットの状態は悪くなかった。ただパッティングが自分の思い通りに打っても読みが甘かったり…」と1番で3メートルのパーパットを外しボギースタートとなると、続く2番でも連続ボギー。最悪の出だしとなったが、4番で5メートルを沈めこの日初のバーディを奪うとそこから2バーディと盛り返してハーフターンを迎える。
 しかし10番で「一番悔やしい」と3パットのボギーを叩くと、12番でも3パットし優勝戦線から脱落。「それでも、とりあえず1つでも上を目指そうと切り替えた」とバーディを1つ奪いイーブンとしてホールアウト。4バーディ・4ボギーの“72”でのラウンドに「トータルイーブンという最低ラインはクリアかなと思います」と及第点の最終日となった。
 日本で賞金女王に輝いたスタープレーヤーも、米ツアー参戦後ここまで3試合連続で予選落ち。「プレー自体は悪くない」と感じていただけにもどかしい時期が続いた。そこで今大会から目標を大幅に上方修正。今までの“予選突破”から“優勝”に切り替えた。「先週まで低い目標で、予選通過を目指してプレーしていた。それで予選を通らなかった。だから今週は試合が始まる前から優勝目指そうと主人と言っていたし、公言してきた」と自分に圧をかけた。結果、「プレッシャーもあったし、色々考えた部分もあったけど、今週はそれが上手く機能したと思います」と奏功。予選突破はおろかベスト10まで上り詰めた。
 そんな横峯だが、「ANAインスピレーション」の出場ラインは今大会が終わるまで考えていなかったという。「それも私自身、メンタルトレーニングの中で主人と話していて。そのラインを見るとどうしても目がそこにいってしまう。だから何位なら大丈夫ということは知らなかった」とひたすらに優勝、それが無理なら1つでも上の順位だけを見てがむしゃらにプレーした。「だから出られると聞いて嬉しい。今まで知りませんでした。ほっとしました」とラウンド後、ようやく安堵の表情を浮かべた。
 「今日終わったら帰るか、次の会場に移動するかでぜんぜん違う(笑)次のコースは何度もプレーしているので想像ができるし、何より3連続予選落ちからトップテンに入ることで獲得した価値のあるもの。苦手意識の強いコースだけど頑張ります」と満面の笑みを見せた横峯。自らの手でつかんだ出場権をさらに価値の高いものとするべく、メジャーの舞台に全力で挑む。
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