U-22代表、2連勝でリオ五輪一次予選突破王手…中島の2発でベトナム下す

写真拡大

[3.29 AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第2戦 U-22ベトナム 0-2 U-22日本]

 U-22日本代表は29日、AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第2戦を行い、シャーアラム・スタジアムで三浦俊也監督率いるU-22ベトナム代表と対戦した。前半に1点をリードした日本は、試合終了間際にも1点を追加して2-0の完封勝利を収めた。2連勝を飾った日本は31日に行われる第3戦U-22マレーシア戦に引き分け以上で、自力での1位突破が決まる。

 4-2-3-1のシステムを採用したU-22代表。GKに櫛引政敏(清水)、最終ラインは右からDF松原健(新潟)、DF植田直通(鹿島)、DF西野貴治(G大阪)、DF山中亮輔(柏)を並べ、ボランチはキャプテンを務めるMF遠藤航(湘南)とMF大島僚太(川崎F)、2列目には右からMF矢島慎也(岡山)、MF中島翔哉(F東京)、FW南野拓実(ザルツブルク)を配置し、1トップにFW久保裕也(ヤングボーイズ)を据えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 直前に行われた試合でU-22マレーシア代表がU-22マカオ代表に2-0で勝利したため、この試合で勝利しても予選突破が決まらない状況となったU-22代表。試合開始1時間前には滝のようなスコールが降ったが、キックオフ直前には雨が止み試合開始を迎えた。

 5-4-1のシステムを採用して守備に重心を置くベトナムに対し、日本は前線の久保と中島を狙った縦に速い攻撃を交えながらゴールに迫ろうとする。すると前半9分、松原がミドルレンジから積極的に放ったシュートは相手DFに当たってコースが変わったものの、相手GKにキャッチされて先制点を奪うには至らなかった。

 その後も相手最終ラインの裏を狙いながらも、コンビネーションを使って中央突破を狙うなど相手守備に揺さ振りを掛けるが、ラストパスの精度を欠いてシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。前半23分には大島のパスを南野がスルーすると抜け出した中島が左足のシュートを放ったが相手GKに阻まれ、同31分には相手のクリアミスを拾った南野がシュートまで持ち込むが枠を捉え切れず。

 すると、ここまでほとんどシュートまで持ち込ませていなかったベトナムに徐々にゴール前までボールを運ばれるシーンを作られる。しかし、1トップを務めるFWグエン・コン・フオンにボールを収められて、相手の攻め上がりを許しても体を張った守備でゴールを守った。

 そして迎えた前半43分、ついに日本がベトナムゴールをこじ開ける。南野とのパス交換から中島が左足でネットに突き刺して、スコアを1-0とした。アディショナルタイムには、セットプレーからベトナムに決定的なヘディングシュートを許したが櫛引のファインセーブでしのぎ、前半を1-0とリードして折り返した

 メンバー交代なく後半を迎えると後半6分、山中のクロスのこぼれ球を矢島がミドルレンジから狙ったが、ボールはゴール右に外れた。同10分には日本ベンチが動き、久保に代えてFW鈴木武蔵(新潟)が投入される。同19分には山中のFKのこぼれ球に反応した植田が、強烈なシュートでゴールを脅かすも追加点を奪えない。

 すると後半22分、矢島に代えてMF豊川雄太(鹿島)を投入。同25分には松原のパスから抜け出した鈴木の折り返しの流れから豊川が狙うも相手DFにブロックされ、直後には豊川のCKを西野がヘディングで合わせたがボールは枠を捉えず。さらに同29分には豊川のFKの流れから最後は西野が押し込むが、オフサイドの判定に取り消されてしまった。

 後半36分に南野に代えて最後のカードとなるFW浅野拓磨(広島)をピッチに送り込み、追加点を奪いに行く。すると後半アディショナルタイムに中島がダメ押しゴールを奪い、2-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)