無欲に待つ代表デビュー、昌子「出てないことに焦りはない」

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 無欲にその時を待っている。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は31日のウズベキスタン戦(味スタ)に向けてメンバーの入れ替えを明言しており、DF昌子源(鹿島)が待望のA代表デビューを果たす可能性も高まっている。

 ハビエル・アギーレ前監督時代の昨年10月に代表初選出。このときは負傷で参加を辞退したが、昨年11月の国際親善試合、今年1月のアジア杯にも引き続き招集された。しかし、出場機会はなく、ハリルジャパンの初陣となった27日のチュニジア戦(2-0)でもFW川又堅碁、DF藤春廣輝、FW宇佐美貴史が代表デビューを果たす中、昌子には出番がなかった。

「試合に出たい? もちろんそういう気持ちはあるし、アジア杯でも持っていたけど、出ていないことに焦りはない。いつかは分からないけど、チャンスをモノにする準備をして、それが明後日かもしれないし、もっと先かもしれないけど、そこに向けて100%の準備をするだけ」

 代表デビューが“ゴール”ではないとの思いもある。「メンバーに選ばれたからといって満足していないし、たとえ試合に出て、いいプレーをしても満足しないと思う。常に貪欲にやっていきたい」。そう話す昌子にとっては毎回の合宿が勉強の連続だ。ベンチから見守ったチュニジア戦でもDF槙野智章のプレーが刺激になったのだという。

「槙野くんのプレーには参考になる部分がたくさんあった。ボールを取ってからのパスでほとんどミスがなかった。自分も先輩方に近づいていきたいし、自分が勝っているところは追いつかれないようにしたい」

 ハリルホジッチ監督は積極的なプレスとコンパクトな守りで球際を重視するなど、アグレッシブな守備を求めている。ボールを奪えば、無駄な横パスを極力減らし、素早く縦に展開する速いサッカーを志向する。

「ボールを奪ったら縦に付ける。縦がなかったらサイド。縦パス、サイドチェンジを使って局面を打開しないといけない。それは自分もできると思っている」。攻守にわたってセンターバックに求められる役割も多いが、来るべきデビューに向けて昌子は貪欲に取り組んでいる。

(取材・文 西山紘平)