水本、ハリル監督は恩師オシム氏に「似ているところも」

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 日本代表は29日、都内で練習を行い、31日のウズベキスタン戦(味スタ)に向けて調整した。27日のチュニジア戦(2-0)で右太腿を負傷し、右大腿ハムストリング筋挫傷と診断されたDF酒井宏樹(ハノーファー)は治療のためグラウンドに姿を見せず、宿舎で療養。28選手が3対3のフットバレーなどで約1時間、汗を流した。

 3人1組で行われたフットバレーではDF水本裕貴(広島)、MF長谷部誠(フランクフルト)、MF今野泰幸(G大阪)というフィールド選手の年長3選手が同じチームになった。31歳の長谷部、32歳の今野はジーコ監督時代に代表デビュー。ハリルジャパン初陣となったチュニジア戦にも出場し、ジーコ、イビチャ・オシム、岡田武史、アルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ、そしてバヒド・ハリルホジッチと、実に6人の代表監督の下でプレーしたことになる。

 この2人に次ぐのが29歳の水本だ。日本代表初招集はオシム監督時代の06年で、同年10月4日のガーナ戦でA代表デビュー。以降、なかなか代表に定着することはできなかったが、岡田ジャパン、ザックジャパン、アギーレジャパンにも招集され、4代にわたる日本代表で計6キャップを記録している。

「2006年にオシムさんに最初に呼んでもらってから9年。なかなか定着できなくて、試合数を見ても分かるとおり、あまり出ていない。でも、こういうレベルの高いところに呼んでもらって、自分の経験にもなるし、いい刺激も受けている。毎回思っているけど、とにかくチャンスをモノにできればと」

 千葉在籍時代の恩師でもあるオシム氏と同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身のハリルホジッチ監督については「雰囲気自体はオシムさんと似ているところもあるけど、それぞれ監督のやり方がある。縦への意識だったり、守備でも球際の強さを求められているので、そういうところを出していければ」と話す。

 ハリルホジッチ監督はウズベキスタン戦に向けて選手の入れ替えを明言しており、水本にも昨年9月9日のベネズエラ戦以来となるチャンスがめぐってくる可能性がある。「初戦に勝利できたのはチームとして素晴らしいこと。それを2試合目もできるようにやっていきたい。チャンスが与えられたら、しっかりプレーしていきたいし、自信を持ってやっていければ」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)