HKT48の指原莉乃(22)が29日、1年5カ月ぶりに自身のブログを更新。6月に開催される「第7回AKB48選抜総選挙」に立候補を表明した。指原は「今年はてっぺん取りに行きます!」と「女王の座」の奪還を宣言した。

 指原は、“総選挙2015”と題したブログを更新し、「立候補しました!」とファンに出馬を宣言したのに続き、「実は本当に迷っていました」と自身の心境を書き連ねた。

 その理由として上げたのは、「去年の総選挙の雰囲気、会場の雰囲気。。思い出しただけで今でも涙が出てくるくらい、怖かったです。毎日毎日、逃げ出したかったです」ということ。

 さらに、「去年の公式ガイドブックに書いてあった評論家の方の、自分が一位だと思ってる指原が二位になって崩れる瞬間がみたいという言葉。指原退治というワード。今でも引っかかっています。忘れられません」とし、“打倒”される側に立った自身のスタンスや、世間の心ない声に心を痛めていたと綴った。

 これは、出馬を保留中に綴った自身のツイッターでも触れており、指原の中では、相当大きなストレスになっていたことが改めて示した格好だ。

 また、「他のメンバーが言ってくれる指原がライバルという言葉にもいつもビクビクしていました。正直、すごく嫌な気持ちになるときも多かったです。誰かのライバルになるのが今もすごく怖いです。だからね、怖かったんです。ずっと迷ってました」と綴る。

 日頃から仲の良いAKBグループのメンバーとの間に、微妙な距離感が生まれることを気に病み、恐れを抱いていたと明かした。

 その上で、さいたまスーパーアリーナで実施された握手会でファンから多くのエネルギーをもらったと指摘する。

 指原は「三日間握手をしてたくさん言葉をもらいました。握手にこれない方が伝言を下さったり、Twitterでメッセージをくれたり。私はやっぱり、ファンのみんなと戦いたい! 一人じゃパワーのない指原を一位にしてくれたのはみんなだから!」と綴り、臆病だった自身に、ファンとの交流を積み重ねることで勇気が沸いて来たことを実感。

 そして、「HKTの地元、福岡での総選挙開催! HKTを盛り上げるためにも、今年はてっぺん取りに行きます! 頑張ります!、、いや頑張りましょう^_^」と締めくくり、ファンと一緒に今一度、“1位”を掴み取るチャレンジをすることを決意している。

 これを読んだファンからは、「立候補待ってたよ」「さっしーの決意伝わってきました」「立候補してくれて嬉しい」と歓喜の声を挙げ、「みんなが莉乃チャンを想う絆は真実だよ」「舞台は整いました」「「アイドル界 最強の指ファンの底力を信じて下さい」と、総選挙へ向けて指原を強力にバックアップしていくことを約束している。

 指原は、6月に福岡・ヤフオク!ドームで総選挙が実施されると発表されて以降、ツイッターなどで「迷っている」と打ち明け、29日朝に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも出馬を保留していると話していた。

 今年の総選挙は、昨年5位だった松井玲奈が出馬を辞退し、26日のAKB48単独コンサートで川栄李奈が卒業を発表するなど、衝撃が走った。

 そんな中で、“1位”の最有力候補である指原莉乃が出馬表明したことで、総選挙へ向けた熱気はさらにヒートアップしていくことになりそうだ。