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いい結果ばかりではなかったけれど、いい戦いだった!

世界フィギュアスケート選手権、男女シングルの戦いが終わりました。28日、珍しく同日に行なわれた男女フリーは、ともに素晴らしい戦いの連続。大会が盛り上がるときは、得てして強豪のミスによるもつれだったりするものですが、今回は多くの選手がチカラを出し切っての競り合いによる盛り上がり。結果は必ずしも都合のいいものばかりではありませんでしたが、本当に見甲斐のある、いい戦いでした。

女子では日本の宮原知子さんが2位に入り、嬉しい世界のメダル。さらに本郷理華さんが6位、村上佳菜子ちゃんが7位に入るなど、来季の出場権3枠も確保。今季は浅田真央さんのハーフハーフ長期休養もあり、文部科学省からの支援がメダル期待のランクAから最低ランクのランクCに落とされるという報せもありました。そんな期待薄の世情を跳ね返し、底力を見せた日本勢はお見事でした。何やかんやで10大会連続のメダルという事実は、偶発的なスターの有無によるものではない、日本女子のA級の実力を示すものだと思います。

一方男子は残念な結果に。羽生結弦氏は銀メダルを獲得するなど、手術明けの病み上がりとは思えないさすがの強さを見せましたが、ほかの2選手は本来のチカラを出し切れません。小塚崇彦さんはフリーで追い上げを見せるも12位。無良崇人さんは精彩を欠いたままの演技となり16位。戦前には想定外のことでしたが、来季の出場権を3枠から2枠へと減らすこととなりました。結果としては大変残念なものです。

ただ、望んだ結果ではないものの、途中段階には奇跡の予感もある怒涛の展開で、試合自体は非常に面白いものとなりました。そして何よりも、ミスや失敗があったとは言え、出すべきチカラを出した上での結果というのは心地よいものです。「負けた」というより「相手が勝った」と言うべき試合なら、スッキリとそれを受け入れるしかないでしょう。顔で笑って心で泣いて。来シーズンはまた勝つ順番が来るよう祈りたいものですね。選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。

ということで、大会の結果を受けて深夜まで躍動した某SNSアカウントなどについて、28日のフジテレビ中継による「世界フィギュアスケート選手権 男女フリー」からチェックしていきましょう。


◆某アカウントの全世界への感謝のリツイート爆撃は深夜までつづいた!


まずは女子フリーから。日本の3選手はいずれも最終グループに登場という展開で、メダルへの期待感も十分。最終グループ一番手のジジュン・リが地元観衆を盛り上げるイイ雰囲気の中、まずは宮原さんが演技に臨みます。宮原さんの演目はミス・サイゴン。この衣装、この曲目、まさに宮原さんのためのプログラムと言ってもいいもの。今季初頭に感じた「ハマってる」感は宮原さんをついにここまで連れてきました。

まずは冒頭のトリプルルッツからの3連続ジャンプをクリーンに決めると、つづくトリプルフリップ、トリプルループもキレイに決めます。演技後半に入ったところでトリプルルッツに乱れは出るものの、ダブルアクセル・トリプルトゥループのコンボ2つが大きく得点を稼ぎます。演技後半に大技2つを持ってくる。終盤まで勢いの衰えない宮原さんのスタミナがあればこその構成。自分の武器を活かして、自分らしく戦う。演目のハマり具合も含めて、人生に残るプログラム・人生に残る演技となったのではないでしょうか。

↓誰だ、「メダルが獲れないランク」に認定したヤツは!


最高ですか!

いいえサイゴンです!

宮原さんにつづいて登場したのはロシアのラジオノワ。ショートプログラムでは38度の熱があったそうで、その影響はやはりあったかもしれません。体調不良の情報がそう見させるのかもしれませんが、この日もどことなく勢いを欠く演技。あと少し回りたいジャンプで回れなかったりということがつづき、フリーだけなら6位という格好に。

一方、圧巻の演技を見せたのは同じロシアのトゥクタミシェワ。SPで見せたトリプルアクセルこそ封印したものの、5種類の三回転を巧みにこなし、手を上げて跳ぶなど加点要素もしっかりと盛り込んできます。TESでもPCSでも全体1位を獲得する完全勝利。どうやってコレを追い越していくべきか、来季に向けて各選手の進化をうながす戦いぶりでした。

トリで登場した日本の2選手。本郷さんは飛躍の一年の締めくくりにふさわしい滑りで、大きな乱れなくやり切ります。本人の表情にも充実感があふれ、解説席の鈴木明子さんも思わず歓喜の涙を流します。いい演技、いいシーズンでした。五輪という目標、ハッキリと見えてきたと思います。トリプルルッツに「!」と「e」がついたのは五輪を目指すための宿題をもらったと受け止め、また頑張ってもらいたいものです。

そして村上佳菜子ちゃん。アンダーローテーション、コンビネーションの抜け、抜けてシングルになるジャンプ…得点という意味では不満も残る内容の演技。しかし、本人の表情には何かやり切ったかのような笑顔が見えます。何を考えているのか、何となく想像はつきますが、個人的にはそれは違うんじゃないかなと思います。

まだできることはある。少なくとも、得点の面でも明らかに欠けている部分、ほかの同レベルの選手がみなやっていることで、佳菜子ちゃんがやっていないものはまだある。五輪まで2年あります。すべてを見直して、もう一度組み立て直す時間はまだあります。環境を変えるというのもひとつのキッカケになるかもしれません。ハーフハーフで結論を出さないというのも手でしょう。笑うのも泣くのも、勝ってからするのが一番気持ちいいはずです。本当にやり切ったのかどうか、いろんな人の意見を聞いて考えてほしい。強く思います。

↓そんな佳菜子ちゃんの得点を待つ間、何故か上位選手控室では気まずいムードが!

ラジ夫:「お疲れ様、抱いてやる!」
トク子:「私、頑張ったの、褒めて!」
サト子:「お邪魔です…?心、殺しますね…」

気まずいwwwwwwwwwww

居づらいwwwwwwwwwww

混ざりたいwwwwwwwwww

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百合の花咲く女子から、熾烈な男子の戦いへ。日本勢は3枠確保という目標を持っての挑戦です。まず登場したのは、日本の小塚崇彦さん。フリー全選手で最初に登場するというのは、本人の実績を考えれば屈辱的なことだったかもしれません。しかし、追い上げの小塚、粘りの小塚は、悔しさを殺して自分の演技に臨みます。

冒頭の4回転こそアンダーローテーション&転倒となったものの、後半にかけてしり上がりに演技にも冴えが出てきます。4回転ふたつを盛り込み、フリーだけなら全体9位という演技。本人からは燃え尽き症候群なんて言葉も聞こえますが、技術・体力が衰えているようには見えません。この日のように、追い込まれて燃える状況が足りていないだけなのではないかという気もします。まだまだ日本には小塚のチカラが必要だ、そんな演技でした。

そして全体2番目に登場したのが無良崇人さん。ダイジェストで日本選手だけ切り出しているのかと思ったら、本当に1番滑走・2番滑走だったというのにはちょっと驚きました。冒頭の4回転も決め、いい滑り出しだったのですが、この日も得意のトリプルアクセルがすっぽ抜けるなど、どことなく噛み合わない演技。それでも最後まで心をつなぎとめ、滑り切ったのは立派だったと思います。結果はサッパリでしたが、戦う男の姿は見せました。ま、こういう年もあるということで、切り替えるしかないですね。あとで町田樹さんのありがたい訓話を100時間ほどいただいてきてください。

さぁ、これで日本勢の3枠獲りは俄然苦しくなりました。最終グループを迎えた段階では、小塚さんが7位という状況。最終グループの6人が全員小塚さんの上にそのまま入った場合、小塚さんは13位。これでは仮に羽生氏が優勝しても順位の合計は14となり、3枠獲得の「13」にひとつ及びません。ほぼほぼ絶望という状況です。

しかし、ここからがドラマの始まり。何と、最終グループ1番手で登場したロシアのボロノフに大きなミスが生まれます。ボロノフさんは冒頭の4回転が抜けて2回転トゥループになったのですが、そこに罠が待っていました。今季から2回転のジャンプにも回数の制限が設けられ、3回以上跳ぶことが許されなくなったのですが、ボロノフさんはもともとの予定で2回転トゥループを2度組み込んでいたのです。

もともとの予定通りに演じれば、最初の抜けて2回転となったトゥループと合わせて、3度のダブルトゥループを跳ぶことになります。そうなれば、三度目のジャンプは無得点の扱いに。もしそれがコンビネーションの一部なら、前後のジャンプを引き連れて丸ごとノーカウントになるのです。どこかで聞いたような「計算が不得意な男」の物語、まさかここでと思いましたが…

↓やってしまった!ボロノフさんは3度目のダブルトゥループを普通に跳び、3連続ジャンプが丸ごとノーカンに!


これでボロノフさんは大きく沈み、小塚さんがひとつ浮上!

日本は「羽生氏が優勝なら3枠確保」というところまで来ました!

ライブ中継に切り替わった中でのドラマ。幾多の奇跡を起こしてきた粘りの小塚と、幾多の勝利を積み重ねてきた絶対王者・羽生のコラボレーションが起きてしまうのか。奇跡への予感はドンドン高まっていきます。ライバルと目されたデニス・テンは、さすがの演技でフリーでは1位となる高得点をたたき出すものの、SPの出遅れを取り戻すほどではありません。羽生氏の演技なら十分に上回れそうな範囲。イケるのか、イケてしまうのか。すべての逆境を自分の養分として、羽生氏がまた新たな伝説を作ってしまうのか。

滑り出した羽生氏。最初の4回転サルコウは抜けて2回転となり、4回転トゥループでは転倒と、大技2つにミスが出ます。それでも演技後半にかけては立て直し、スピン、ステップでもすべてレベル4を取るなど王者の仕事をしっかりとこなします。演技を終えたあと、自分の身体に向かって「ありがとう」とねぎらう姿は、いかにこの戦いが厳しいものだったかを物語るよう。

弱いところを見せず、強いところだけを見せる生き方というのは過酷なものです。しかし、それを選んだのもまた自分。王者らしく、これからも強く生きていってほしい。今季の試練を乗り越え、それができる男だというのは存分に見せつけられました。だから、あえて心配はしません。すべての困難と不運と逆境を乗り越え、勝て。そのレベルの期待をできる数少ない男として、来季もさらなる活躍を祈りたいものです。

↓お疲れ様羽生氏!よく頑張った!謎のぬいぐるみも羽生氏の頭にポンポンをやりに飛んできた!


座布団とかぬいぐるみで怪我をする恐れがあります!

ぬいぐるみはオーサーコーチに向けて投げてください!

あと、一応、投げるならプーさんのほうでお願いします!

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さすがにホッとしたでしょうか。キス&クライではプーさんがファントムのマスクを外すというお茶目な仕草も見せました。やるべきことはやった。できることはやった。「勝つにふさわしい」演技は見せた。羽生氏は滑り終えた段階でデニス・テンをかわして1位。あとの選手の演技構成を考えれば、優勝は羽生氏か、つづいて登場するハビエル・アンドウ・フェルナンデスか、ライバルでもあり親友でもある2名に絞られました。

そして、「より勝つにふさわしい演技」をしたのはフェルナンデスのほうでした。ひとつ転倒こそあるものの、4回転を3度組み込んだ高難度の構成で、フェルナンデスは大きく得点を伸ばします。そして、スペイン人としては初となる世界王者へ向けて、魂込めた演技を見せます。負けたというよりは、フェルナンデスが勝ったというべき渾身の演技。悔しくないわけではありませんが、どこか気持ちのいい負けでもあります。恨みっこナシの戦いとはこういうものなんですね。

↓滑り終えたとき、すでに決着はついていた!ライバルも讃えるハビエル・フェルナンデスの勝利への滑り!


悔しさで地面を蹴るのは、ホテルの部屋に戻ってからだ!

より強い相手を讃えるのは戦士の礼儀!

ハビちゃん、お見事でした!

もはやフェルナンデスの大会といった会場の空気。そのあとに滑ったハン・ヤンはやりづらかったでしょうが、まぁ今日ばかりはしょうがないでしょう。最後はアメリカの笑顔マン・ブラウンが「いろいろあったけどスケートって楽しいよね!」「楽しいよね!」「ね!」という爽やかな演技で、大団円を迎えさせてくれました。いい雰囲気、いい幕切れ。何なら今後も毎回ブラウンさんをトリにしてもらえると、いつもハッピーに終われそうです。ブラウンさんだけ順番決めの抽選から除外してもらえると嬉しいですね。

さて、これで忙しくなるのが我らのミキティ。ミキが今どこにいるのかは知りませんが、もはや時間とか時差とかは関係なく、彼女はスマホの高速タップを開始します。深夜のSNS爆撃。すべてのハビちゃんニュースをリツイートし、すべてのお祝いに感謝リプを返していく。SNSをやるために生まれた火の鳥(※よく燃える)が、その本領を発揮し始めたのです。

ミキは丁寧にリプライを返します。絶対に揚げ足をとられないように細心の注意を払って。まず大前提として「私ではありません。彼の頑張りです」という念押し。そこに重ねる「でも自分のことのように嬉しいです」という喜びの表明。しかし、喜ぶだけではいけないという自戒を込めて、「羽生くんも本当に強かったですね」「ナムくんも頑張りましたね」「ラジオノワちゃんも熱があったのにすごい」という他選手への細やかな賛辞。完璧なテンプレートでミキはタイムラインを加速させます。

ミキもまた成長している。僕は真っ赤に燃える火の鳥に目を細めました。これなら大丈夫だ。ミキの「SNSやりたい」という気持ちが、ついに自らのナチュラルな炎を制御する術を身につけたのだ。そんな手応えでいっぱいになります。そして僕はそっとミキのツイッターをとじます。「朝までやりそうだな…」「付き合いきれん」「まとめて1回のお礼じゃダメかね」という想いとともに。

どうぞ、みなさんミキのSNSを盛り上げてあげてください。ミキは返信の準備をして待っています。コピペではない微妙に異なる文面で、感謝リプをする準備をして待っています。珍しく文句ではない内容で真っ赤に燃えるミキのタイムラインを眺めて、みんなでハビちゃんをお祝いしようではありませんか。近いうちにアップされるであろう「2人の金メダルでーす」のインスタグラム投稿を心待ちにしながら…。

↓ハビちゃん優勝記念で、ミキのツイッターは一瞬フリーメーソンの人みたいになっていたぞ!


何だコレwwwwwwwwwwwwwwwwww

目玉wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

謎の宗教とかオススメされそうで怖いよwwww

※不気味すぎたためか現在はデザイン変更済です。

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今季もお疲れ様でした!来季もまた素晴らしい戦いを期待しています!